一年中コルセット生活──それ、本当に腰を守ってる?
仮に、ジャングルで猛獣に遭遇したとき、鎧を着れば安心だ。
腰痛持ちにとって、その鎧がコルセットでもある。
確かにコルセットは、腰椎を固定し、痛みを和らげる。
心の安心感も手に入る。
だが──そこに落とし穴がある!
コルセットの罠
コルセットを長時間つければ、腰まわりの筋肉はサボりだす。
腹筋も背筋も使われず、筋力低下まっしぐら。
体幹が弱くなれば、腰痛はさらに悪化。
結果、コルセットが“手放せない体”になってしまう。
外すべき時が勝負の時
「痛い時だけ着ける」は理想だが、面倒くささから一日中着けっぱなし…
この習慣が体幹主導の運動連鎖を断ち切り、
腰以外の関節に負担をバラ撒く。
筋肉は裏切らない
筋力がある人は、腹筋と背筋をバランスよく鍛える。
前屈で痛いなら背筋多め、後屈で痛いなら腹筋多め──工夫がカギだ。
高齢で腹筋・背筋が難しい場合は、軽いスクワットからでもOK。動けない人…それは論外。痛みで動けない時や、すでに動けなくなってしまったら運動すら出来ない。重要なのは、そこまで放置しないで、動けるうちに対策しておくこと。
結論
コルセットは守ってくれる道具だが、使い方を間違えば筋肉を奪う鎖になる。
カラダは動くためにある。
固定は一時的に、鍛える習慣を取り戻せ!
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