運動で免疫力を高める

年末になりインフルエンザ、コロナ、マイコプラズマが流行しています。感染症が流行る理由は湿度と気温の低下だけでなく免疫力の低下もあります。免疫力は気分で上下動するので、ポジティブな気持ちでいることも大切ですし、栄養不足、睡眠不足、運動不足といった生活習慣の乱れがないようにすることが重要です。

予防としては、バランスのよい食事と規則正しい時間に寝るようにしましょう。そして、運動不足が1週間も続くと免疫が下がるので、出来るだけ体を動かすように心がけましょう。

例えば、毎日60分程度のウォーキングをしたり、週2回は筋トレをする。ウォーキングが出来ない場合は、ストレッチをしたり、近所に出かける時は車を使わず歩くようにする、エレベーターを使わないで階段を使うといったことだけでも効果があります。また、ジムに行けないとか、自宅にトレーニング器具がなければ、エア縄跳びでも全身運動になりますし、ジャンプで関節に刺激を与えることで骨が鍛えられます。

 

 

 

免疫力を高めるのに息切れするほどの運動は必要ないので、初めから無理をしないことです。逆に、息が切れる激しい運動は免疫機能を下げてしまい感染症に罹患するリスクが高まることも忘れてはいけません。

そもそも免疫機能はどういう働きをしているのか? 

免疫機能とはウイルスの侵入を防ぐ役目です。最初の段階では外部からウイルスが侵入するのを、皮膚や粘膜が防御しますが、体内に入ってしまった時は自然免疫が防御します。それでも防御しきれない時は獲得免疫が防ぐといった3段階構造です。しかし、免疫力は体温が36.5~37.1度で正常に働くため、36度以下になると免疫機能が低下してしまいます。

ここ最近は、35度台の人が増えていますが、低体温の原因は筋肉量の減少です。物が便利になれば、それだけ体を動かす習慣も減ってしまうので、これからは積極的に運動をしていくべき時代なのかも知れません。

 

 

筋肉はこうやって成長する

トレーニングを始めるとどれくらいで体は変化してくるのか?

体をデザインするには、無駄な脂肪を落として筋肉を肥大させることです。どこを減らして、どこを残すかはトレーニング開始前に設定しておくことです。トレーニングを始めると、今迄使われていなかった筋肉が目覚めるため、すぐに筋力が付いた感じになりますが、筋肉が太くなるには数週間ほどかかります。

体のデザインは食事が重要なので、必要な栄養分を摂りつつ、カロリーオーバーしている人は、基礎代謝に合わせてカロリー制限をしていかないと、筋肉がついても脂肪が落ちません。(注:基礎代謝以下にしない)

食事制限とトレーニングが両立できるようになると、無駄な脂肪が落ちて体が引き締まっていき、1カ月目あたりから筋肉が大きくなるため、体形の変化が感じられます。

2カ月継続した頃には、体にメリハリが出てきます。筋肉の成長過程には段階があるので、体重が変わらなくても、見た目の変化が出てきますので、途中で諦めたり焦らないことです。

これからトレーニングを始める人は、1カ月で何キロ減らすとか、何キロのバーベルを持ち上げるといった目標でいいのでゴールを設定しておくだけでも、モチベーションが違ってきます。

 

休眠中の筋肉を目覚めさせる

運動をしている人が体をフル活用しても70%程の筋肉しか使われていないことが殆どといわれています。これが、運動をしていない人だと、休眠している筋肉が多くなるため、さらに低くなるのです。眠っている筋肉が目覚めるだけで、血液循環が良くなって代謝が上がり痩せやすい体になります。

眠っている筋肉は運動で目覚めさせることが出来ますが、長いこと動かさずにいる筋肉は関節の拘縮を誘発してしまうため、運動だけでは改善が困難になります。筋肉が休眠する理由は主に2つあります。

①運動不足で筋肉が使われていない。

②何かしらの原因で関節が固くなっている。

通常、休眠中の筋肉は筋トレなどをすることで目覚めさせることが出来ます。その理由は、筋肉に負荷をかけることで、今迄の筋肉で足りない分を休眠中の筋肉が補うからです。しかし、関節が拘縮していると可動域が狭くなっているため範囲が制限されてしまうのです。この状態で無理な負荷をかけると関節や筋腱を痛めてしまうため、関節の動きを改善した後でトレーニングを始めるのが安全で確実な方法になります。

※関節へのアプローチはどこでも出来るものではなく、専門的な知識と技術が必要です。トレーニングができない方や、トレーニングをしても改善している感じがない方はない場合はご相談ください。

 

 

 

 

骨を強くする運動

女性は男性よりも骨がもろくなりやすいという事をご存じですか?

女性は産後の骨粗しょう症、ホルモンの減少などがあります。また、閉経すると骨量が減少して軟骨の減り方は男性の三倍になります。

骨量というのは30代がピークで、40代以降は誰でも減少していきますが、今、問題になっているのは、女性だけでなく、年齢に関係なく起こるといわれる骨粗しょう症です。

それは運動不足が原因と言われてます!

この背景には、コロナ渦での自粛などが影響していると考えられますが、期間が長かったせいか、いまだに完全回復には至っていないためです。

今回は、運動不足による骨粗しょう症の予防に役立つ『骨を強くする運動』をお伝えします。

運動といっても難しいものではなく、誰もがやったことのある、ウォーキング、ジョギング、縄跳びなどです。縄跳びがない、あるいはスペースがない場合は、関節に刺激を与えればいいので、その場飛びでも十分です。また、ジムに通っているのであれば筋トレでも大丈夫です。

但し、骨を強くするには、運動だけでは不十分でカルシウムとビタミンDが必要です。ビタミンDは日光を浴びることで皮膚に生成されますが、若い人を中心に日焼けをしたくない人が増えているため、ビタミンD不足になっている人が増えているのです。本来は1日10~20分は日光を浴びたほうがいいのですが、今年の猛暑みたいなのが、今後も続くようになると、屋内運動が主になることも考えられます。

その場合は、日光でビタミンDを摂ることが難しくなるため、サプリを利用するとよいでしょう。

筋肉のポンプ作用と運動:血液循環・代謝改善の鍵

筋肉のポンプ作用と運動:血液循環・代謝改善の鍵

筋肉には、血液の循環を促すポンプ作用があります。このポンプ作用が正常に働かないと、血液の流れが滞り、体の代謝も悪化してしまいます。

血液循環と代謝を改善するために

血液循環と代謝を効率的に改善するには、ストレッチ筋力トレーニングが非常に効果的です。

ストレッチの重要性

ストレッチは、関節の可動域を広げ、普段あまり使わない筋肉を活性化させるのに役立ちます。一人で継続するのが難しいと感じる場合は、ジムに通うのも良い方法でしょう。

運動の種類と効果

運動には、主に遅筋を使う有酸素運動と、速筋を使う無酸素運動の2種類があります。

有酸素運動:全身の循環機能向上

  • ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどが代表的です。
  • 循環機能を高めコレステロール値を下げる効果が期待できます。
  • 運動中に脂肪を燃焼させる効果は高いですが、筋肉量を増やすことには繋がりません。

無酸素運動:筋肉量増加と基礎代謝アップ

  • 筋力トレーニングや瞬発系の運動がこれにあたります。
  • 血液循環を促進し、血管を発達させる効果があります。
  • 筋肉量が増えることで、寝ている間のエネルギー消費量(基礎代謝)も増加します。
  • 痩身目的やボディメイクを目指す方には、無酸素運動がより効率的です。

運動不足と姿勢:自粛生活が招く体の不調と対策

運動不足と姿勢:自粛生活が招く体の不調と対策

長い自粛生活の影響で、運動不足を感じている方は多いのではないでしょうか。

人は動かないことに慣れてしまうと、さらに動きたくなくなるものですが、いつまでも運動から遠ざかっていると、骨格を支える筋力が低下し、良い姿勢を維持することが難しくなります。

背骨はS字カーブを描いていて、これが衝撃吸収の役割も果たしています。しかし、背中を丸めた猫背の姿勢は、お腹周りの筋肉が使われなくなるため、内臓が下がりやすく、脂肪が蓄積しやすくなります。さらに、血行不良や代謝の低下を招くだけでなく、腰痛の原因にもなります。

ジムなどで筋力トレーニングを始める際も、姿勢が悪いままだと、鍛えたい部分に筋肉がつきにくかったり、トレーニングフォームがズレて故障の原因になることがあります。効果的に、そして安全に体を鍛えるためにも、正しい姿勢を意識することが非常に重要です。

ダイエット後のリバウンド

ダイエットをしたことのある人なら、リバウンドを経験している人は少なくないと思います。他のアンケート調査では、リバウンドを経験した事のある人は70%以上といわれています。

リバウンドの原因で多いのは、極端な食事制限だけのダイエットです。

筋肉は基礎代謝の60%を行っているので、摂取エネルギーが少なすぎると体が危険を察知してエネルギーを蓄えようとするため、脂肪よりも先に筋肉を減らしてしまうのです。

筋肉が減ると基礎代謝が下がり、これが進行すると脂肪を溜めやすく、痩せにくい体になってしまうのです。綺麗に痩せてボディーメイクしたい方は適度な食事制限と運動の併用が大切なのです。

骨格ケアセンターでは、4月から無理のないパーソナル痩身コースを作る予定でいます。詳しい内容が決まりましたらホームページに記載していきますのでご覧ください。

年をとると太る原因

社会人になると、学生時代のように体育で体を動かす機会が減り、運動量が減ってしまいます。運動量が減れば筋肉も衰えてしまいます。

筋肉は、寝ている時間もエネルギーを消費する機能が備わっていますが、筋肉量が減ると、その機能が低下していきます。また、筋肉には血液を心臓に送る働きもあるのですが、筋肉の衰えで、その働きが弱くなると血流が滞ってしまうのです。

そして、筋肉の動きが悪くなれば、筋収縮がうまくいかなくなり、関節可動域が減少して、さらに筋代謝が低下して太りやすくなる負の連鎖が始まるのです。

加齢だから太るのは自然と思われている人もいますが、それは大きな間違いで、学生時代と比較すると、運動量が減っているにもかかわらず、食べる量が同じであったり増えている人が多くなっているのです。

運動量の減少は、どこかで食事を制限するか、運動習慣をつけて筋肉量を増やしていくしかありません。それらの対策を無視していると、健康被害が発生するリスクが高くなるのです。

頭蓋骨のゆがみ

頭蓋骨は23個の骨で構成されていて、骨と骨は線維性の縫合線で結合されています。縫合線は不動関節ですが、呼吸のリズムに合わせて動いています。

人には利き手があるため、体には歪みが生じますが、頭蓋骨も歯の咬み合わせが合わなかったり、利き顎の使い過ぎなどで歪みが生じます。

頭蓋骨が歪むと脳脊髄液の流れが妨げられてしまうため、頭が膨張したり、むくみ、頭痛、歯ぎしり、顎の痛みなどの原因になることがあります。

いい方を換えると、頭蓋骨の歪みを整えれば脳脊髄液の流れが促されて自律神経が整い、脳の疲労改善や免疫力の向上が期待できるのです。 

当院ではドライヘッドスパという呼称で頭蓋矯正を行っていますが、ヘッドスパという呼称は美容室やリラクゼーションマッサージでも使われる呼び名のため、同一視される方もいますが、やり方や目的は各施設で異なります。

体の歪みが万病の元といわれるように、頭蓋骨の歪みを改善することで相乗効果が得られますので、まだ受けたことのない人は、ぜひ一度お試し下さい。

 

 

冬ダイエットが失敗しやすい理由

ダイエットをしたことのある人ならわかると思いますが、なぜか冬は痩せにくいと思いませんか?

本来であれば、夏よりも冬のがダイエットはしやすいそうです。

人の体は体温を一定に保つように出来ているため、外気温が下ると、体が熱量を上げるため、カロリー消費が促されます。

ところが、カロリー消費が追い付かなくなる原因があります。

それは、基礎代謝が上がっても、熱をつくるエネルギーが食べ物から作られるため、食欲が出てしまうのです。

要するに、エネルギー効率が高まっても、食べ過ぎたら意味がないということなのです。しかし、対策がないわけではないので、意志を強く持って以下の3つをやってみましょう。

①体を冷やさない。

②よく噛んで食べる。

③適度な運動。

体が冷えると、食欲が出るだけでなく、脂肪が蓄積しやすくなります。そのため薄着にならない。早食いしない。適度な運動を心掛けるの3原則を守れば失敗は減らせるかも知れません。