自律神経、不調のカラクリ
多くの人が気づかないが、不調の背後には「自律神経」がある。
その原因は大きく2つ。体質によるもの、そして心因性のものだ。実は後者が全体の約3分の2を占める。
自律神経は外の環境や感情に敏感に反応する。気温の変化で体調が崩れる。強いストレスで首や背中がガチガチになる。背骨を整えることで、こうした症状が和らぐことも多い。
思い出してほしい。映画やドラマで涙が出るとき、怖いシーンで鳥肌が立つとき。あれもすべて自律神経の働きだ。イメージがリアルであるほど、反応は強く現れる。
だからこそ、考える内容が重要になる。ポジティブなことを考えれば、心身は上向く。逆にネガティブな思考ばかりでは、不調が不調を呼び込む。
もし一日中、つらさにとらわれてしまうなら——。
まずは「なりたい自分」や「やりたいこと」を紙に書いてみよう。それを毎日声に出す。それだけで潜在意識に変化が生まれる。
もちろん、苦しいときに良いイメージを思い浮かべるのは簡単じゃない。そこでヒントになるのが“シーソーの原理”。大きな重さに押されても、乗る位置を変えたり、誰かの力を借りればバランスは変わる。
自律神経も同じだ。どんなに気持ちが沈んでいても、小さな「良い方向」へのきっかけがあれば、ゆっくりと上向いていく。
焦らず、少しずつシーソーを傾けていこう。
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