肩を壊すと、体はドミノのように崩れる。
四十肩・五十肩は、中年以降に多く、完治まで平均1年といわれている。
その長い制限期間のあいだに、肩だけでなく 他の関節へ“二次障害”が波及しやすい のが最大の問題だ。
肩の動きは単体では完結しない。
鎖骨・肩甲骨・胸椎が連動してはじめて、腕はスムーズに動く。
しかし肩が固まると、この連動が止まり、まず胸椎がロックされる。
胸椎は“体をひねる”中心となる関節。
ここが動かないと、回旋動作に深く関わる 仙腸関節(骨盤) が一気に負担を背負う。
仙腸関節の動きはたった 2〜5mm。
もともと硬くなりやすい場所のため、さらに動きが落ちると体幹は使えなくなる。
その結果、野球・テニス・ゴルフといった回旋スポーツでは
パフォーマンスが激落ち するだけでなく、ケガの温床にもなる。
さらに厄介なのは、腕が上がらない人がよくやる“代償動作”。
肩が上がらないぶん 腰を反らして 手を挙げようとするため、
腰や骨盤に大きなストレスが蓄積する。
つまり肩の障害なのに、痛むのはまったく別の場所。
気づかなければ原因不明の不調として慢性化していく。
🔧【肩の不調を防ぐには?】
動かすべきは、肩だけじゃない。
肩甲骨・胸椎・仙腸関節・股関節
これら“連動ユニット”をまとめて整えることで、
肩の負担は一気に軽減できる。








コメント