人は無意識のうちに背中を丸めたり、横座りをしてみたりするので、どんなに気を付けていてもカラダの歪みから逃れられません。一生のうちに一度は経験すると言われる腰痛も、実は歪みが原因となり、負担が蓄積して大きな疾患へと繋がっていくのです! 利き手と歪みの関係 人には利き手、利き足があり、動作に得手不得手があります。日常で使う道具も、それらを基準に作られているため、使い方に慣れるにしたがって※機能分化が進んでいきます。普段使う筋肉は得意な動作側が発達するので、骨に付着している強い筋肉に引っぱられて関節のズレや捻じれが生じていきます。 ※機能分化 成長とともに利き手足の得意不得意がはっきりと分かれて左右差が生じる事。 筋肉の使わな過ぎも歪みの原因 歪みは骨格を支え合う筋肉のアンバランスが原因となるため、過度な筋肉の発達がなくても、使わない筋肉が衰えれば、カラダは歪んでしまうのです。また、骨格を支えているのは筋肉だけではなく、靭帯が関節を繋ぐ重要な役目をしています。その靭帯も使わなければ衰えて弾力を失ってしまうのです。当院で脚の弾力検査をすると、7割以上の方が弾力不足になっているのも驚きです 楽な姿勢がカラダを歪ませる   デスクワークをしている人や、ソファーにくつろいでいる時など、つい楽な姿勢をして背中や腰が丸まってしまう事があります。それらは、姿勢を維持する筋力を低下させてしまいます。背中を丸めた猫背姿勢は背面の筋肉が伸びて、前面の筋肉が硬くなるため、長期に続くと、背筋を伸ばそうとしても腰が反るだけになります。また、ソファーなどにもたれかかる姿勢は座面が平らだと、腰が丸まり、骨盤が後傾する歪みが起こりやすくなるため、腰の不調をかかえている方は使用する家具の配置なども考えなければなりません。 ※筋力低下の目安 安静状態が1週間続くと、筋力は20%ほど低下し、回復には1カ月かかります。1ヵ月間、安静にした場合は筋力の80%が低下してしまうため、高齢者は自力で立ち上がることも困難になるのです。楽な姿勢は、裏返せば筋力を使わない事になり、身体を支える機能をも低下させてしまうのです。 家具の配置も歪みの原因 カラダの歪みは日々の生活の中で起こるものです。仕事で同じ姿勢をとり続けたり、電車に腰かけて揺られているだけでも首が曲がります。また、日常でのテレビを見る時の配置によっては、横向きや腰を捻ったままかも知れません。そういった、何気ない日常の中には歪みの原因が数多くあるのです。 正しい姿勢とは 正しい姿勢は、横から見ると耳、肩、大転子、膝、外踝が揃う立ち方になります。背骨にあるS字の弯曲は、地面の衝撃からカラダを守る役目をしますが、縦線がズレたり、弯曲が強すぎると、バネ感が失われてしまいます。 正しい姿勢を意識する方法として、壁を背に正しい姿勢を作り、壁と背中の接地面を覚えたら、忘れないように毎日接地面を確認します。接地面が変わった時は姿勢が崩れた事になります。 猫背姿勢の方は、座り方から改善しなければいけません。座る椅子の高さは両足が地面に付き、膝、股関節が直角になるくらいが適しています。この座位姿勢は筋力を使うので、過度に筋緊張しないように休憩をはさむと良いでしょう。また、背中を丸めた状態が長期に続くと、背筋群が伸張して、肩が内巻きに入り胸筋群は固まってしまいます。 それだと、矯正後の戻りが早くなり一時的な改善しか望めないので、胸筋群のストレッチと背筋群の筋力トレー二ングも行なう必要があります。  脊柱側湾症 側湾症には、機能性、先天性、疾患性、突発性の4タイプがあり、そのうちの80%は原因不明の突発性側湾症で、思春期の女子が80%以上を占めています。発症すると側弯の進行度に応じて、経過観察か装具で進行を抑える方法がとられますが、病態によっては手術をしなければいけなくなります。小中学生の時に行うモアレ検査で引っかかる中には、機能性の側弯症で筋力左右差や不良姿勢などが原因のものも含まれています。また、側弯症は思春期の女子や、急激に身長が伸びる時期に発症する事が多いのですが、検査のなかった年代や、定期的に検査の行われていない年代の人は成人してから側弯が見つかるケースもあります。 機能性の側弯症は、日常生活の中で誰もが起こりえる歪みなので、定期的にメンテナンスしていれば問題ありませんが、突発性側弯症の人が機能性の側弯と重なると、不調が出やすくなったり、経過観察中に重度の側弯になる可能性もあります。 不調がなくても産前のケアが大切! 女性は妊娠すると、胎児の成長に合わせて、姿勢変化が起こるため、今まで不調のなかった人でも、腰痛や肩こりを発症することがあります。姿勢変化を止めることは出来ませんが、歪みを少しでも抑制する方法の1つが産前ケアなのです。 歪みは妊活にも影響? カラダの土台となる骨盤の歪みは血流悪化の原因となり、子宮の機能低下だけでなく、全身に影響が出てしまいます。全身の歪みを整えることは、低下した機能の活性化にも繋がるため、婚活への第一歩にもなるのです。 骨格が歪むと内臓も窮屈になる 外箱が凹むと中身が押しつぶれされてしまうように、背中を丸めた姿勢でいると、内臓が圧迫されて働きが低下してしまいます。内臓は筋膜で連結されているため、離れることがなく可動力もありますが、関節や筋肉に障害が起きて動きが制限されてしまうと、内臓を連結する筋膜も硬くなってしまいます。 美容整体 美容整体のメリット 姿勢がよくなり見た目年齢が若返る バストアップ ヒップアップ くびれが出る ポッコリお腹改善 骨盤の張り出し改善 O脚改善 代謝UPによるダイエット効果が期待できる。 腰痛・生理痛の緩和 背中を丸めた姿勢は、バストやヒップが垂れる原因の他、二重あごやお腹がたるむ原因になります。また、骨盤の歪みで脚長差が出ると、腰痛、股関節痛といった不調が出やすくなり、代謝機能の低下で痩せにくいカラダになってしまいます。(※美容専門コース・プレミアコースで対応)…