股関節の痛み…実は“よくあるストレッチ”が原因かも?
「開脚ストレッチをしたら、なんだか股関節が痛い…」
そんな経験はありませんか?
股関節の痛みは女性に多いとされますが、男性にも少なくありません。
その原因の一つが、骨盤の歪みによる脚長差や、間違ったストレッチの習慣にあります。
🔄 開脚ストレッチの落とし穴
ストレッチで開脚すると、股関節は外旋・外転しながら体幹を前屈させます。
このとき、内側の筋肉群は大きく引き伸ばされますが——
💥 日常でよく使われている外側の筋肉群はほとんど伸ばされない!
この“アンバランスなストレッチ”により、股関節の動きに左右差が生じ、周囲の組織に負担がかかって痛みを引き起こすのです。
🧪 痛みが軽減してきたら、動作検査がカギ
痛みが落ち着いてきた段階でやるべきこと、それは動作検査です。
具体的には、股関節の**関節可動域(ROM)**にどれくらい偏りがあるかを調べます。
偏りがある場合の対処はこうです:
✅ 可動域の広い側にまず動かす
✅ その後、狭い側を広げるストレッチを行う
この順序がポイント。無理に狭い側から攻めると、痛みがぶり返すリスクがあります。
🔍 それでも痛みが残るなら?関節連動を見直す
ストレッチや動作調整で改善しない場合は、次のステップへ。
✅ 仙腸関節の動きは正常か?
✅ 膝関節との連動に問題はないか?
✅ 股関節以外の筋膜ラインで詰まりはないか?
股関節は、単独で動く部位ではありません。
周囲の関節や筋膜と連動しているため、問題の“本丸”が別の場所にあるケースも多いのです。
🧠 まとめ:丁寧に探せば必ず“答え”はある
痛みのある部位を無理に伸ばすのではなく、動作検査をもとに可動域をチェックし、左右差を埋めていく。
この“地道な作業”こそが、股関節の根本改善には欠かせない道筋です。
あなたの体は、正しく見てあげれば、きっと答えを返してくれるはずです。
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