骨格ケアセンターの渡邊です。 世界中に広がりつつある新型肺炎は国内でも拡大が懸念されています。ウイルスは目に見えないだけでなく、薬がないので、私たちにできる事は予防しかありません。 しかし、その予防に必要なマスクが不足しているため、外出をひかえている方も少なくありません。 帰宅後の、手洗いうがいはもちろんとして、仕事の合間も必要と思います。あまり過剰になり過ぎもよくないですが、一人一人が感染しないさせないという心掛けは大切です。 この新型肺炎は症状の出ない人もいます。また、この時期は、風邪やインフルエンザの他、花粉も飛び始めているので区別がつきにくいですが、発熱や咳など、なんかおかしいなと思った時は保健所に連絡しましょう。 当院でも、出来る限りの予防対策はしています。自身の手洗いうがいはもちろん、施術を終えるたびに、ベッドや枕、空間の除菌を行っています。 今の所は、周囲で感染が疑われている人は出ていないので、通常通りに予約を受付けています。この時期になると、風邪の炎症で生じる関節痛や筋肉痛と、風邪以外で生じる痛みの区別がつかない人もいますが、熱や咳が出ている場合は、ご予約時に症状をお伝えください。それでは、皆で感染を予防するとともに早い終息をお祈りします。 …
「関節痛」の記事一覧
慢性痛が治らない理由
こんな症状でお悩みの方へ。 ①怪我が完治したのに消えない痛み。 ②痛みが出たり消えたりを繰り返す。 ③痛みの場所が移動する。 整形外科に行っても、電気と湿布だけ。 整体やマッサージも、楽になるのはその時だけ。 そう思われている方は大勢いると思います。そんな状態が続くうちに、痛みが慢性化して神経が過敏になっていきます。 そして、いつ起きるかわからない再発に怯えるようになり、スポーツや旅行もしなくなってしまいます。 これらの症状に打つ手はないのかというと、そんな事はありません。 その多くは、ありふれた関節のトラブルかも知れないからです。 関節は運動の要であり、疼痛が出やすい部位です。 慢性痛の大半は、硬くなった関節が原因となり、その上下の関節や関連する離れた部位に症状が出るケースが多くあります。 その影響は、連鎖して広がり、関節周囲の筋腱などにもダメージを与えるため、放置していれば、重大な疾患に繋がる事があります。 例えば、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、分離症、すべり症なども、いきなり発症するわけではなく、負担が蓄積した結果なので、その前段階で何とかしておけば予防できる疾患です。 関節のトラブル改善にかかる施術回数は、個々の生活習慣や施術頻度で異なるため、一回で良くなる人もいれば、複数回は必要な人もいるので、一概に決める事は出来ません。 また、改善後は生活習慣の見直しが必要になりますが、これもダメ、あれもダメと言った指導をしても守れる人は殆どいません。そのため、家庭で出来る簡単なエクササイズをご用意しています。 …
激増する変形性膝関節症
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 変形性膝関節症という名前を知っている人は多いと思います。 自分には無関係と思われていた世代の方も、人の寿命が延び超高齢化社会に突入した今はそれが身近な疾患の一つになってきました。 変形性膝関節症は名前が示すように変形を伴う膝関節の疾患です。 これは、高齢者に多い疾患ですが、変形する原因は骨格の歪みによる膝軟骨の片減りです。若い人でもO脚やX脚の人は軟骨が片減りしますが、高齢になると、齢相応の機能低下が起こり、骨粗しょう症や姿勢変化が重なると、さらに膝の負担が増えるのです。 軟骨には痛覚がないので、摩耗している最中も痛みがないので、気づきにくいかも知れません。痛みが出た時は、その原因の多くは軟骨の片減りで生じた骨間のたわみで軟部組織がダメージを受けてしまうためとされてます。 例えば、自動車のタイヤが片減りすると、片側に溝が残っていても、性能が落ちたり、真っすぐに走らなくなります。 人も膝軟骨が片減りすると身体のバランスが崩れて、正常な箇所にも影響が出てしまいます。しかし、厳密には、片減りの原因は本体側にあるのです。 一旦変形した軟骨はタイヤのように簡単に交換というわけにはいきません。時々、歪みを整えれば変形も直ると思われている方がいますが、擦り減ったものは元通りには戻りません。 そのため、そうなる前段階で食い止めるか進行を防ぐしかないのです。 そのためには、本体の問題を取り除く事が先決です。 歪みには様々な要因があります。筋力左右差なら弱い側の筋出力を高めたり、姿勢で歪んだのなら生活習慣の改善が必要です。 今はネット検索すれば、歪みのチェック方法や体操法が出てくる時代ですから、軽度のものなら試す価値はあると思います。しかし、重度の歪みになると、そう簡単にはいきません。歪みや捻じれは、どこかで止まりますが、限界まで歪むと軟骨や軟部組織に負担がかかり続けるため、軟骨の摩耗を促進したり、関節や筋の拘縮が起こります。早期であれば比較的、簡単に改善しますが、長期に渡るものだと強直となったり、変形を伴うため、完全回復が望めなくなるのです。 歪みや軟骨の摩耗が痛みに繋がるまでには、ある程度の時間がかかります。足をぶつけて脳が感じるまでのスピードと、姿勢の崩れで筋膜が筋緊張するまでの伝達スピードに時間差があるように、原因から結果には、数秒から年単位でかかるものまであるのです。そのため、僅かな信号も見逃さないようにする健康意識が必要なのです。 …
身体軸と連動力
君津市の整体、骨格ケアセンターの渡邊です。 身体軸を安定させるために体幹運動を取入れている人は少なくありません。 体幹を鍛えることで体軸は安定しますが、パフォーマンスを上げるには体幹の安定だけでなく手足に力を伝える連動力が必要です。 例えば、野球の投球の場合、体幹が安定していない人よりは安定している方がブレが少なく、遠くにも投げられます。 しかし、体幹から手足への連動がなければ、パワフルな手投げでしかなく、いずれは投球障害を発症します。 実はこれ、優秀な選手にもよくある事なのです。 特に柔軟性のある選手は一部位が機能していなくても、全体的な柔軟性でカバーしてしまうため関節可動域の限界域まで使い過ぎてしまいます。 それが、結果を出している選手であればあるほど、周囲の人たちを巻き込んで正しいことと錯覚させてしまいます。 体幹の一部位である骨盤には上半身と下半身を連動させる役目があります。そして、骨盤にある仙腸関節の僅かな動きと、一つ一つの背骨の動きが連動力になるのです。 こういった体軸の重要性はスポーツに限った事ではなく、日常生活でも大切なことです。 体軸が安定しない人は姿勢が崩れて不要な筋緊張を招くからです。 身体が重く感じたり、何もしていないのに関節の痛みが出た時は、体幹の動きが関係しているのかも知れません。 …
ランナーの敵は関節痛
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 10月21日(日)はアクアラインマラソンの応援隊として、エルシオン KISARAZU に行ってきました。エルシオン KISARAZU は木更津港の前にある結婚式場です。 敷地内には、かずさFMの中継所が設置され、JCOMテレビ(わっしょい木更津)が撮影に来ていました。この場所は、スタート地点から近いので、合図がなるとすぐに先導車両が見えてきました。暫く見ていると一団の中にオリエンタルランドの藤森慎吾さんと似ている人が走っているなと思っていたのですが、彼は、ちばアクアラインマラソンのPR大使だけでなくランナーでもあったようです。 この日は、朝から冷え込んで、日中も気温が上がらなかったので、屋外に設置されたマッサージブースは閑散としていましたが、その分はランナーをまじかで観察できた貴重な一日になりました。 詳しくは知りませんが、走法には歩幅を小さくして進むピッチ走法と、歩幅を大きくするストライド走法があります。歩幅の小さいピッチ走法は身体の上下動が少ないので地面の衝撃を減らす事が出来る代わりに、体力の消耗が早くなります。しかし、個人的な考えだと、歩幅を狭くする事で、踵が先に着地して地面の衝撃を強くしてしまう事もありえるので注意が必要です。 歩幅を大きくするストライド走法は、タイムを縮めたい人には向いてますが、身体の上下動が大きいので地面の衝撃が強くなります。また、股関節の硬い人がストライド走法をすると、歩幅が大きくなる分だけ関節可動範囲に余裕がなくなるので筋疲労が早くなる事もありえるのです。 マラソンは地面の衝撃を受けながら長時間走り続ける競技なので、これらのメリットの生かし方や、デメリットの補い方を学習して、いかに関節に負担をかけない走りをするかが重要です。いくら体力があっても、膝や股関節の痛みがいつ発症するかは誰にもわかりません。 ランナーの最大の敵は関節痛かも知れません! …
二次障害を引き起こす代償動作
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 痛みを我慢していたら、痛みが他の箇所にでる事があります。これは痛みを庇う事で、筋肉の運動パターンが変化するためです。 痛みを庇う代償動作は、通常の運動パターンとはかけ離れた動きをする事が多いために、筋の不均衡が起きやすくなるのです。 一動作に関係する筋肉に不均衡が生じると、関節可動域に左右差が現れたり関節の安定性が失われたりします。庇う事で一時的に痛みが消えても治っているわけではなく、他が代償しているだけです。 大元の機能障害を発見するには、姿勢や骨格の歪み方、あるいは筋肉の強弱差や関節の動きをみる必要がありますが、多くの場合は関節周囲の筋に不均衡が現れるようです。 …
関節痛と脱水症
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 体の痛みで訪れる人の大半は関節と筋肉が硬くなっています。そして、その多くの人が水分摂取量不足と感じています。水分摂取量が足りないと、血液が不足して、血流が悪くなり、老廃物が排泄しにくくなり“コリ”の原因になる他、体内から電解質が失われます。電解質が失われると、神経や筋肉に影響が出て、“足がつったり、しびれや脱力感”が現れる事があります。 人間の体の60%は水分で、その多くは筋肉に蓄えられます。筋肉に蓄えられた水分が不足すれば、関節と筋肉の弾力が低下します。 例えば、“ぎっくり腰や寝違い”は、全身疲労がきっかけで起きる、筋膜の損傷が多くあります。 これは患部にかかり続けた“負担の蓄積”が主な原因ですが、そこに脱水症状が重なると、さらに発症リスクが高くなります。 ぎっくり腰や寝違いが多い季節が、“夏と冬に集中”しているのも、それを物語っている気がします。この事から、脱水が関係する症状は、こまめな水分補給をする事を前提に、施術をしないと、改善には時間がかかってしまいます。 一日に必要な水分量は、体重の30分の1です。 成人なら、少なくても1日2リットル以上が必要です。あまり、水を飲まない人には大変な量ですが、いつでも飲める所に置き、目に付いたら飲むようにすると、少しずつ飲めるようになります。また、お茶やコーヒーは、体に良いとされてますが、利尿作用があるので、脱水ぎみの時は飲む量を控えましょう。 …
怪我が治っても消えない痛み
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 骨折などの怪我をすると、暫くの間は、安静にしなければいけなかったり、ギブスで固定しなければいけなくなります。 怪我は時間で治りますが、怪我が治るまでの時間に、身体を動かせない状態が長く続くと、筋肉や関節に拘縮が起こります。 筋肉や関節は動かして使うものなので、これらが拘縮すると、他の運動器に負担がかかります。 病院で行うリハビリは、こういった拘縮を防いだり、回復させるために行われますが、リハビリが遅れると、筋や関節の拘縮が勝り、リハビリ効果が現れない事もあります。 本来であれば、怪我による腫れや炎症が収まった時点でリハビリを開始できれば良いのですが、多くの場合は、完治してから始める事が多いようです。 この間に起こる、筋肉や関節の拘縮が、怪我が治っても消えない痛みに繋がるのです。 リハビリ開始の時期は怪我の状態にもよるので、医師の判断に任せるしかありませんが、リハビリが遅れて痛みが消えない人は、関節の遊びを回復させる施術を試して下さい。他動的に関節の拘縮を取り除くので、きっと満足の行く結果が得られると思います。 …
関節の栄養供給と運動リズム
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 当センターの整体は、全身の運動リズムを回復させる目的の施術を行っています。 運動リズムというと、肩甲上腕リズムや、骨盤大腿リズムが知られていますが、どの部位も単体で動く事はありません。 どこかを動かせば、必ず関連部位が連動して動きます。 例えば、1~5まで連動して動かすとします。途中の3が動かなければ、3の動きを代償して他が大きく動くしかありません。 これを、関節に言い換えると、動かない関節をそのままにしていると、他の関節にいつまでも負担がかかる事になります。 また、関節軟骨には血管がないため、栄養補給は、滑膜から分泌される渇液が栄養供給をしています。 見方を換えると、栄養供給を促すために、関節の弾力回復が必要なのです。 まとめ ①関節の栄養促進効果 ②骨格の歪みの改善 ③痛みや違和感の解消効果 ④柔軟性や筋力回復 …
警告!関節痛激増の時代到来!!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 総務省の統計でみた高齢者(65歳以上)の割合は3461万人。 総人口の27.3%と過去最高になるため、年金支給年齢も引き上げが検討されています。 これが意味するのは、定年後も働かなければいけない人が増えるという事です。 定年後はゆっくり過ごしたいと考えていた人の中には、職業柄起きていた、腰や膝の痛みを、ずっと我慢していた人もいるはずです。 あと数年で休めるものが、あと数年働かなければいけないとなると、今度は体が持つかが心配になります。 平均寿命は延びても、労働時間の増加に対応できる身体が備わっていない人が大勢います。 今までの無理がたたってこれから出るかも知れません。そういった方が、これからの時代を乗り切るには、運動器の要である関節と筋肉のケアが不可欠なのです。 …