10月も後半になって、やっと涼しくなってきた感じですね。このまま、いきなり寒くならなければいいいのですが。 ところで、首や腰の痛みや張り、足が攣るとかありませんか?

実は、先週あたりから、急性痛での駆け込みが増えていて、その大半は脱水と思える筋肉の硬さや可動域の狭さを感じています。いつもだと、脱水になりやすいのは、夏と冬なので、まだ先と思っていましたが、今年は異常な暑さで、電解質バランスの崩れている人が増えている気がします。

電解質バランスが崩れているところに、気温が下がり水分を摂らなくなれば、脱水のままってことになります。 また、普段から水を飲んでいる人も注意が必要で、電解質が減っている事に気付かないで、水を飲んでも、体液が薄まるだけなのです。

脱水は熱中症だけではなく、腎機能を低下させたり、血管にもよくありません。身近なところでは、筋収縮の悪化で、筋肉から疼痛物質が出したり痺れの要因になります。また、関節を詰まらせてしまうことで神経の圧迫も起こりやすくなるのです。

ここ数日で、ぎっくり腰、寝違え他、肩甲骨周辺の痛みなどでの駆け込みが増えているのも、脱水の影響が大きいと感じています。 電解質バランスが崩れると、異常な肩こりや足が攣るなどの予兆が出ることがあります。

予兆を感じた時は、応急処置として経口補水液を飲んでストレッチをしてみましょう。但し、無理矢理伸ばすストレッチは筋膜を傷つけることがありますので、気持ちいい程度で構いません。そして、上手く出来ない時は、他動的な施術で可動域を改善しましょう。