「2019年」の記事一覧

股関節の痛み

股関節の痛み

股関節の痛みは女性に多い疼痛ですが、男性も少なくはありません。 原因の多くは、骨盤の歪みによる脚長差や過剰なストレッチで起きるケースがあります。 例えば、ストレッチで開脚をすると股関節は外旋外転をしながら体を前屈させるので内側の筋群が伸張されますが、日頃、負荷のかかる外側筋群は伸ばされないので、関節可動域に左右差が生じて、周辺組織を痛めてしまう事があります。 その場合は痛みがおさまってきたら、動作検査で、関節可動域の偏りを調べた上で狭い側へのストレッチが有効になります。その際の順序は可動域の広い側に動かしてから、狭い側を広げるようにします。 軽度であれば、痛みはすぐに軽減します。それでも改善しない場合は、股関節と連動する仙腸関節や膝の動きに問題がないかを確認します。このように、関連する箇所を一つ一つ潰すように見ていけば、動きの悪い箇所が必ず見つかるはずなのです。 …

台風被災で増える坐骨神経痛

腰痛

台風15号が過ぎ去り、その爪痕は甚大な被害を残しました。 停電、断水、熱中症など、今だに復旧していない地域もあり、建物被害の補修には数年待ちとも言われてます。 こんな状況だったので、仕事の再開もまだ先と思っていましたが、被災の酷い地域から施術に来られる方がいたので、停電復旧と同時に仕事を再開する事にしました。 東日本大震災の時もそうでしたが、精神的なダメージを受けたり、気が張った状態が続くと身体が緊張します。 今回の台風でも、長引く停電や断水に加えて、今年最高の暑さが重なったために、車内で過ごす人も多くいました。 そのためか、施術に来る方の多くが首や肩の過緊張であったり、坐骨神経痛の人も目立ちました。 首や肩の過緊張は精神的なストレスによるものだと思いますが、坐骨神経痛は、窮屈な姿勢などで殿筋が硬く緊張した事も考えられます。 もともと、坐骨神経痛を患っていた人だと、首の緊張で症状が悪化する事もあります。これは、首の過緊張で硬膜に影響するためです。 坐骨神経痛は長引く事が多いので、症状が進行しないようにストレッチやスクワットをすると予防効果があります。 また、症状が強くなっている人で腰痛を伴う場合は、腰の疾患の疑いがあり、腰痛がなければ、臀部の梨状筋の硬さが原因となるケースが多くあります。 …

台風15号で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

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台風15号により被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。 停電や断水が続いている地域の皆様におかれましては、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。 当院のある君津駅周辺の停電はだいぶ復旧しましたが、一安心と共に建物被害が見た目以上に酷い事がわかってきました。送電線や電柱が倒れる程の強風だったので、建物がズレてしまいましたが、命が助かっただけでも有難いです。 建物修理の方は業者不足で年内は難しいと言われましたが、家が倒壊して住む所がなくなった方に比べれば、住めて仕事が出来るだけで十分です。 完全復旧して、全ての人が、通常の生活に戻るのは、まだまだ先だと思いますが、一人一人が前向きに努力していけば、少しでも早く普通の日常を取り戻せるはずです。 信号は消え、店は閉まったままの廃墟のような景色が広がっていたら、街だけでなく気持ちも暗くなってしまいます。1つでも多くの明かりがつけば、街も人も活気が戻ってくるので、皆が一丸となって復興させていければと願っています。 …

首の痛み

実際の症例 首の痛み 腰痛

首の痛みには、いくつかの異なる疾患や原因があります。 むち打ち症、ヘルニアなどの疾患や、姿勢や先天的な骨格の並列が関係するストレートネックやスマホ首まで、また、単純な原因だと枕の不一致もあります。 こういった異なる痛みでも、負担のかかる箇所は共通している事がよくあります。 頚椎1、2番が硬くなると、首の動きが全体的に悪くなりますが、その時の不具合は、左右どちらか片方の関節に拘縮や引っ掛かりが起きています。 全体的には右利きが多いので、引っ掛かりは右上部頚椎にあることが多く、その部位の動きを改善してあげると、本来の可動域が回復します。しかし、この上部頚椎は腰仙関節にも影響するため、横座りをする女性に多い腰痛では、首の歪みが症状を悪化させている事がよくあります。もちろん、逆もしかりで、腰痛持ちは首の痛みが出やすいともいえるのです。 では、首の痛みは、上部頚椎と腰椎だけ調整すればいいのかというと、それも間違いです。 首は胸椎と連動し、胸椎は肩の動きにも影響します。 肩が硬くなると、腕や手にも影響するため、繋がり全体を検査しなければいけないからです。 仮に、一部分の調整で痛みが減少したとしても、それが大元とは限りません。本当の原因を見つけ出して取り除かない限り、根本改善にはならないのです。 …

慢性痛が治らない理由

関節痛

こんな症状でお悩みの方へ。 ①怪我が完治したのに消えない痛み。 ②痛みが出たり消えたりを繰り返す。 ③痛みの場所が移動する。 整形外科に行っても、電気と湿布だけ。 整体やマッサージも、楽になるのはその時だけ。 そう思われている方は大勢いると思います。そんな状態が続くうちに、痛みが慢性化して神経が過敏になっていきます。 そして、いつ起きるかわからない再発に怯えるようになり、スポーツや旅行もしなくなってしまいます。 これらの症状に打つ手はないのかというと、そんな事はありません。 その多くは、ありふれた関節のトラブルかも知れないからです。 関節は運動の要であり、疼痛が出やすい部位です。 慢性痛の大半は、硬くなった関節が原因となり、その上下の関節や関連する離れた部位に症状が出るケースが多くあります。 その影響は、連鎖して広がり、関節周囲の筋腱などにもダメージを与えるため、放置していれば、重大な疾患に繋がる事があります。 例えば、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、分離症、すべり症なども、いきなり発症するわけではなく、負担が蓄積した結果なので、その前段階で何とかしておけば予防できる疾患です。 関節のトラブル改善にかかる施術回数は、個々の生活習慣や施術頻度で異なるため、一回で良くなる人もいれば、複数回は必要な人もいるので、一概に決める事は出来ません。 また、改善後は生活習慣の見直しが必要になりますが、これもダメ、あれもダメと言った指導をしても守れる人は殆どいません。そのため、家庭で出来る簡単なエクササイズをご用意しています。 …

通常の整体と美容整体の違いとは

姿勢 痩身

通常の整体と美容整体はどう違うのか? 通常の整体は腰痛や肩こりなどの不調改善やリラクゼーション目的で通われる方が多いと思います。 エステで行う器具による皮膚の深層への施術と違い、美容整体の大半は骨格へのアプローチです。 骨格矯正には、不調改善や姿勢を整える効果があるため、見た目を良くするという意味では美容的要素は充分です。 例えば、猫背が改善するだけでバストアップ、ウエストサイズ減少、二重アゴ解消などの効果が期待できるし、骨盤の傾きを整えれば、垂れたお尻が持ち上がります。 また、基礎代謝が低下して痩せにくい身体になっている人には、代謝改善による痩身効果も期待できます。 私も、骨格矯正を専門に20年以上やってきましたが、主に不調改善とスポーツ整体をメインにしてきたので、美容を表に出したことはありませんでしたが、美容重視の施術を希望される方がいるのであれば、いつでも準備してお待ちしています! …

【体の歪み】❝ゆがみ❞と❝ひずみ❞

骨格や骨盤の歪み

今回は、体の歪みについて、知っているようで知られていないメカニズムについてお話しします。私は歪まないから関係ないと思う人もいると思いますが、体の歪みにくい人はいても、歪まない人は一人もいません。 人は誰でも、利き手や利き足があり、日常の道具も利き手用に作られます。これらが、長年の間に得意な動作と苦手な動作を作り出すため、筋力左右差が生じてきます。歪みは強い側の筋肉に骨が引っ張られてズレや捻じとなるのです。 人類の大半は右利きなので、ここでは右利きの歪み方と、歪みを作り出す姿勢による影響を説明していきます。 私の矯正は、ほぐしの後、下肢から始まりますが、多くの人は右下肢外旋に対して左下肢は内旋気味に歪んでいます。野球やゴルフのスイング動作に例えるとわかりやすいと思いますが、右から左に振る動作は、左足を壁にして、右足が開きながらついていくために生じる歪みです。 腕は、右腕が内旋するのに対して左腕は外旋していきます。これは投球動作に当てはまります。 骨盤は、右腸骨が後傾して、左腸骨は前傾する事が多く、特に右足を上に脚組をする人に、この傾向があります。 動作への影響は、右下肢(腸骨を含む)が外旋すると、左腕が挙げずらくなったり、上部頚椎の歪みで腰仙関節の動きが妨げられる事もあります。 下肢の影響が上肢に現れたり、その逆となる事もあります。また、頚椎の影響が腰椎に出たりする事は、専門家であれば知っているかも知れませんが、ここを動かせばこうなると細かく書かれた書籍は見た事がないので、実際には経験で培っていくしかないかも知れません。 漢字の歪みをひらがなにすると❝ゆがみ❞とも❝ひずみ❞とも読めますが、私の考え方は❝全体的なものはゆがみ❞で❝部分的なものはひずみ❞と考えています。 例えば、関節は常に連動して動き、一関節だけが単独で動く事はないため、歪みの矯正は全体的でなければならないと思っています。そして、ひずみが部分的とした場合は、一部位に起きている関節の引っかかりや、事故などで外部の衝撃を受けた部位と考えています。いずれにしても、ひずみを放置していれば、連動する他の関節が影響していく事は間違いないという事です。 …

手技力

整体セミナー

今回は、私の目指す手技開発の舞台裏についてのお話しです。 ここ数年で治療院の数はコンビニなみに増えていますが、数が増えた割には技術力の向上は頭打ちしている気がします。 その要因の一つは、過当競争に便乗したマーケティングに力を入れる治療院が増えるとともに、技術面が簡素化したからではないでしょうか。 昔から、腕のいい施術家ほど集客が苦手で、集客の上手い施術家は腕より口が達者といわれてましたが、その近代化した形が今なのかも知れません。 私も集客は苦手ですが、患者さんが新たな患者さんを紹介してくれるために、広告費を殆ど使わずにいられるので、その分は倍のメリットにしてお返ししたいという想いがあります。 それには、一回の施術で効果が出尽くすのではなく、毎回、新たな効果を与えられるように技術を磨き続ける事が、私の目指す手技です。 中国の孔子の言葉で❝人に魚を与えれば一日食べることが出来る。だが、魚釣りを教えれば一生食べさせることが出来る❞というのがあります。 誰もが簡単に出来る施術では長続きしない。しかし、どんな症状にも対応できるように、技術を磨き続けていれば一生衰退しないと考えています。 第16代アメリカ大統領のリンカーンは❝もし私が木を切り倒すのに6時間与えられたなら、最初の4時間を釜を研ぐことに費やすだろう❞という言葉を残しました。 施術家は経験を積んだ方が上手くなるといわれますが、一つ間違えると、慣れが雑な技術へと上書きしてしまう事があります。学んできた技術を無駄にしないためには、慣れるだけでなく、常に基本を再確認しながら修正して腕を磨く事が大事だと思います。 上の画像は、趣味の彫刻で自分の手を忠実に再現してみました。木には芽があるので削る方向があり、刀にも向きがあるため削り方には工夫が必要になります。また、刀の切れ味が悪いと、無駄な力が入り過ぎて、思うように削れなかったり怪我もしやすくなります。逆に、刀を常に研いでおき、切れ味を維持していれば、無駄な力が入らず作業もはかどります。これは、リンカーンの言葉にも通じるし手技療法にも当てはまりませんか。 話を戻しますが、新たな手技開発には研究テーマが必要ですが、施術をしていれば、テーマに困る事はありません。 例えば、似たような症状をもつ患者は数多くいますが、同じ手技が通用するのは、よくて7割、残りの3割は別の要因があるため通用しない事があります。 その3割の人をどうやって改善するかが、新たなテーマになります。 私の手技のベースは関節へのアプローチですが、通用しない症状は関節以外を疑います。仮に、関節の調整で可動域が改善しなければ神経の問題かも知れません。神経は関節の圧迫以外に、筋肉のこりや筋膜の滑りが妨げられても起きる事があるからです。しかし、異なる複数の手技を増やしてしまうと、時間がかかるだけで効率がよくありません。同じ流れの中で、関節、筋膜、神経などを同時に調整する方法、それが現在、研究し続けている手技療法になります。 …

【ゴルフ上達】飛距離が伸びる骨格調整法

スポーツ障害 パフォーマンスUP

千葉県はゴルフ場が多いこともあり、当センターには、プロゴルファーをはじめゴルフ愛好家が数多く訪れます。 ゴルファーの多くは、手首の痛み、肘の痛み、腰痛などで来られますが、それ以外にも運動能力の向上を目的で来る方が増えてきました。 運動器(関節)の調整には、関節可動域拡大に即効性があるため、その場でフォームの改善ができます。 例えば、ゴルファーの肩や胸椎、仙腸関節の動きが悪いと、バックスイング時に肩が入らなくなり、スムーズな回旋動作が出来ません。また、体重移動も上手く出来なくなるので、ボールの飛距離が出なくなります。しかし、関連する関節一つ一つが連動するように動き出すと、しなる動きが可能になります。 背骨は24個あり、一つ一つの動きは僅かしかなくても、24個が連動すれば大きな動きになります。この連動が、身体機能の最大活用になり、飛距離UPに繋がるのです。 その他にも、関節可動域の広い人が余裕をもって振れる距離を、関節可動域が狭い人はフルスイングしなければいけない事は多々あるはずです。こういった事が積み重なれば、ラウンド中の疲労のしかたにも影響するはずです。 これは、ゴルフでの事例ですが、どんなスポーツ種目でも、身体の構造は万人共通です。身体能力を極限まで高めるには時間もかかり、それ相当の努力が必要ですが、低下している身体機能の改善なら今すぐ可能なのです! …

誰もが歪む機能性側弯

肩こり・首こり 腰痛 骨格や骨盤の歪み

体が歪むと様々な影響が出る事は広く知られています。 腰痛、肩こりはもちろん、疲れやむくみ、代謝低下で痩せにくい身体になったり、不良姿勢などの、見た目にも影響します。 身体の歪みの多くは筋肉の左右差が関係しています。人には利き手足があるので、左右均等に使っているつもりでいても、完全な左右均等の使い方は出来ないために、身体は歪んでしまうのです。 歪みは、よく使う筋の発達に対して拮抗筋が伸びてしまう事で生じますが、人が活動する時は一部位だけで動くわけではないため、連動する全ての箇所が影響を受けます。 例えば、スポーツをする人が、しない人より歪みやすいのは、スポーツ動作の基本となる反復練習を繰り返すためです。反復練習は骨や筋肉を強くする他に、脳や筋膜に運動を記憶させる役目があり、運動能力を高める効果があります。その反面、むやみに繰り返すだけだと、過度な筋力左右差が生じてしまい、かえって運動機能が低下してしまうのです。 では、運動をしていない人でも、凄く歪む人がいるのは何故か? その多くは不良姿勢による筋のアンバランスです。 日常生活での、座り方、寝方などで筋緊張を高める姿勢をとり続けていると、筋バランスが崩れて、姿勢維持が難しくなるからです。 今は、歪み改善と検索するだけで、たくさんの情報が出てきますが、どれも家庭で出来る簡易の体操ばかりなので、今すぐ何とかしたい症状が出ている時は専門家に頼るのが近道かも知れません。 ここで、一例を紹介しますが、右利きの人に多い歪みの一つに、仰向けに寝た時に、左足より右足が外旋する歪みがあります。 外旋が強くなると、右骨盤が開き過ぎて歩き方に影響が出る他、股関節や膝に障害が出る事があります。また、大腰筋にも影響して、左腕の屈曲制限が起きたり、腰痛に繋がる事もあります。 どこに影響が出るかは、その人の生活習慣などで異なるので、今現在、何かしらの違和感や痛みがあるのなら、歪みのチェックをしてみる事が大切かもしれません。 …

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