「2018年8月」の記事一覧(2 / 4ページ目)

運動機能改善には関節の連動が不可欠

スポーツ障害 パフォーマンスUP

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 運動時の動作は個々の関節が単独で動くのではなく、全身が連動して様々な動きが出来ます。 中でも、体幹の動きはとても重要です。 体幹の基本的な動きは、前後屈、左右側屈、左右回旋の六通りですが、これらは、純粋な単独運動ではなく、関連する部位が、互いに協調しあって行われます。 例えば、側屈には回旋が伴なうので、どちらかの動きが悪くなれば、可動性に影響します。 それだと、スポーツの技術向上は期待できなくなります。 例えば、表現力が必要な、バレリーナやダンサーは、ただ動くのではなく、しなやかでバネのある動きが求められます。 手足を動きは、体幹からの連動が不可欠なので、僅かな動作制限があるだけで、ギクシャクした動きになったりして怪我の原因に繋がる事があります。 現代のように、指先一つで何でもできる時代になると、身体を動かさなくても用が足りてしまうために、体幹を使う頻度が減ってしまいます。 特に、脊椎は、個々の関節を一つ一つストレッチする事が出来ないだけでなく、もともとの可動範囲も小さいため、硬くなりやすい関節なのです。 これらは、普段からストレッチを続けている人は起きにくいですが、続けている人でも、ストレッチそのものに、個々の癖が生じる事があります。 その癖が、かえって逆効果になる事もあるのです。 その理由は、一般的な認識に原因があります。 身体の柔軟性というと、開脚が大きく広く事や、前後屈で深く曲げ伸ばしの出来る事と思われがちです。 ところが、そういった人でも、体幹と手足の連動が出来ていない人が大勢いるのですす。これらは、部分的に関節可動域が広かっていて、全体的には動けていないという事です。 全身の関節の動きが正常であれば、全体的な運動リズムが改善して、一部位だけが動き過ぎる事がありません。 また、過度な緊張が解消されるために、全体的なパフォーマンスの向上が期待できるのです。 …

患部に原因が見つからない理由

首の痛み 腰痛 股関節の痛み 膝の痛み

こんにちは 渡邊英司です。 患部に原因が見つからない理由。 それは、原因が患部以外にあるためです。 転んだり、ぶつけたりすれば、原因はハッキリしていますが、身に覚えのない痛みだと、病院の検査で異常がみつからない事のが多くあります。これは、原因がないのではなく、見つけられないのです。 怪我や炎症などを除くと、痛みの多くは動いた時に現れます。しかし、レントゲン検査は、痛みの出ない静止した状態で写します。原因を探すには、疼痛が現れる動きを再現する必要があります。 人の動きは前後屈、左右側屈、左右回旋の六通りで出来ています。複雑な動きは、それらが複合して可能となります。そのため、それぞれの動きに分ける事で、どの動きが悪いかがわかります。 例えば、前屈動作がいかないのであれば、それに関連する箇所を疑い、機能障害が起きているかを検査します。また、痛みが瞬間的か、持続的かによって、筋肉なのか、関節なのかも推測できます。これらの様々な情報を得る事で、日常での体の使い方から動きの癖がわかるのです。 多くの場合、機能障害が起きている箇所は、自分で動く分には痛みを感じません。これは、痛みを感じるまで動かないからです。その代わり、他動的に動かしたり、押圧すると痛みを感じる事が多くあります。 逆に、機能障害の起きていない箇所は、動きの少ない関節を庇うために、過度な負担がかかります。 それが、関節および、その周辺組織に負担を与えて、痛みを発症するのです。 痛みは患部だけを見ても見つかりません。原因は患部以外にあるからです! …

誰でも出来る自律神経コントロール

自律神経

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 自律神経の乱れが原因となる不調が急増していますが、多くの人は、それに気づいていません。自律神経は体質が関係するものと、心因性のものとに分けられますが、 そのうち、三分の二は心因性とされています。 自律神経は気温の変化や、感情に反応し、身体には首や背中が硬くなる症状で現れます。その為、背骨中心の施術が多いのですが、今回は自身で行うセルフコントロールの方法をお伝えします。 人は、映画やドラマで涙を流したり、怖い事をイメージすると鳥肌が立ちます。これらは自律神経が反応したためです。考えるイメージがリアルであるほど、自律神経は敏感に反応します。 良い事を考えれば良い方向に傾き、悪い事を考えれば、悪い方向に傾きます。不調が頭から離れない人の多くが、悪い事ばかり考えてしまうために改善しないのです。 一日中、不調の事を考えていると良い事を考える事が出来なくなります。その場合は、なりたい事、やりたい事を紙に書いて下さい。それを毎日、目で見て、声に出して、潜在意識の働きかけるのです。 良いイメージを思い浮かべる事は難しいかも知れません。その時はシーソーと同じだと思えば良いのです。最初は49対51で構いません。例え、僅か1%でも良い方向に気持ちが向いていれば、ゆっくりとシーソーは傾くのです。 それでは良い結果をお祈りしています! …

知らなきゃ損する産後の骨盤矯正

腰痛 股関節の痛み 姿勢

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今日のお話しは、知らなきゃ損する産後の骨盤矯正です。 骨盤矯正は、もともとあったものなので、妊婦さんに限ったものではありません。 女性が妊娠すると、靭帯が緩んで歪みが出やすくなります。骨盤の歪みは不調が出やすく、育児にも影響します。 緩んだ靭帯が元に戻るには半年程かかるので、その間は、定期的なケアが必要になります。それが産後の骨盤矯正です。 一昔前までは、骨盤は動かないといわれてました。そのため、骨盤矯正は必要ないという施術家がいたのも事実です。 しかし、現在は、骨盤も動く事がわかってきました。さらに、女性の場合は妊娠で靭帯が緩みます。また、妊娠中は胎児の成長に合わせて、姿勢変化が起こります。 体の土台である骨盤が歪めば、それに連動して他も歪みます。その為、産後ケアをしない人は、腰痛や股関節痛などになりやすく、姿勢の崩れで、体型が戻りずらくなるのです。 骨盤の歪みは主に仙腸関節です。 それに連動して、股関節や腰仙関節が歪みます。 股関節は膝関節に連動し、膝関節は腓骨や足関節と連動する。 腰仙関節は、脊椎に影響し、脊椎は四肢関節に影響する。 人の体は、こういった繋がりで連動しているのです。 骨盤が歪まないとされていた時代と、今では考え方が違います。従来の矯正で構わないという選択肢を選ぶのも自由です。 しかし、より持続性を求め、姿勢を正したければ、条件に見合った方法を選択するのがベストかも知れません。 …

DVD撮影裏話

整体セミナー

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今年1月に発売された、骨格矯正DVDについての撮影裏話です。 DVD講師の依頼が来たのは、昨年の5月頃でした。この業界には怪しい勧誘も数多くありますが、内容等に不審な点はなかったので引き受ける事になりました。撮影の日取りは9月と決め、それまでにカンペを作成する約束をしました。 カンペ作りは初めてでしたが、三カ月もあれば余裕と思っていました。また、カンペは自分が撮影時に見るためのもので、DVDには出ないと思っていたのです。 そして、撮影日がまじかに迫ってきた時に、体調を崩してしまい、カンペが出来たのは、撮影の一週間前でした。出来た原稿を読んでみると、喋りづらい事に気づきました。原稿を一通り読むと、20分以上かかるので、何度も読みかえす時間がない。読みずらい箇所を、自分の言葉に修正し終わったのが、朝方4時でした。 2時間の仮眠をして、犬の散歩に行ってから、再び原稿を読んでみました。 しかし、やっぱり喋りずらい。あっという間に集合時刻になっていました。撮影場所は、私の治療院の下の道場です。 玄関には、私の空手の弟子で、”お笑い芸人、それもまた一興”の松岡君が、施術のモデルになってくれる子を連れて待っていました。 その日の、モデルさんは、アイドル活動をしているタレントさんで、私みたいな昭和男とはスタイルが違います。 撮影中は、カメラマンたちも気さくで、余計な緊張感はなかったのですが、あまり寝ていなくて、頭が回らない。また、カメラアングル的に、手元が見えないという事で、本来と違うポジションでやるなどのアドリブもありました。 そして、一番の難関は、最後に撮影した理論編。 顔は殆ど映らないと聞いていたので、カンペを丸読み出来ると思っていたのですが、映らないどころか丸写しです。そして、カンペから目を離すと、老眼で、どこを読んでいるかが見えなくなる。 そんな状態で出来た作品なので、色々な意味で思い出深いものになりました。しかし、これがきっかけで、自分の未熟さがわかり、多くの事を学びました。 DVDに収録されている内容は、セミナーの、ほんの一部に過ぎません。自分的には、かなり簡単にしたつもりでしたが、そうでない人もいると思います。それ等も含めて、今後の課題として、精進できればと考えています。 …

スポーツ外傷とスポーツ障害

骨格や骨盤の歪み スポーツ障害

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 スポーツ活動中に起きた骨折、打撲、筋腱や靭帯の断裂などの怪我をスポーツ外傷といいます。 そして、練習時の繰り返し動作などで起きる不具合をスポーツ障害といいます。 これらは、区別して考えなければいけないものですが、検査で判別しにくいものもあります。 例えば、スポーツ外傷であれば、専門は医療機関ですが、スポーツ障害は、我々、施術家やスポーツトレーナーのが詳しいはずです。 また、スポーツをしない人でも、職業や生活習慣によっては、スポーツ障害と同じ症状が現れる事があります。 テニスをしない人がテニス肘になる事も、普通ならおかしな話ですが、これらは通称なので病名ではないからです。 一般的な認識では、スポーツは健康に良いと思われがちですが、本格的にスポーツをする人は、過酷な運動をするので、体には負担がかかります。 スポーツの多くが、一方に偏った運動を強いられるため、筋力左右差が生じやすくなり、体が歪んで筋の収縮が妨げられます。 体の歪みや関節のズレは、筋や関節の拘縮の原因となり、衝撃吸収能力を低下させる他、関節摩擦の増強は動きにも影響します。 この事から、特定の部位に痛みが現れていなくても、体が歪む事自体が、スポーツ障害の原因になるのです。 スポーツ障害は、スポーツ外傷と違って怪我ではないため、矯正的なエクササイズや手動筋と拮抗筋のバランスを考えたトレーニングを心がける事で回避出来ます。 しかし、スポーツ障害も、ほおっておくと症状が進んで、スポーツ外傷へと繋がる事が往々にしてあるのも事実なのです。 …

身体が柔軟だから良いとは限らない!

肩こり・首こり 腰痛 股関節の痛み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 身体は硬いよりも柔らかい方が良い! 身体が柔軟だと、腰痛や肩こりにもならない。 スポーツも上達する。 一昔前迄は多くの方がそう思ってました。 身体が柔軟な人は関節可動域が広い事になりますが、関節可動域は広ければ良いわけではありません。 関節可動範囲を超えてしまうと、靭帯や周辺組織が無理矢理のばされた状態になり、損傷する危険性もあるのです。 通常であれば、最大可動域を超える前に、筋肉が収縮する機能が働きますが、人の体は千差万別です。 生まれつき、関節が緩い人だと、筋肉の収縮力が弱いためく、ダイナミックな動作をした時に最大可動域を超えてしまう事があります。 例えば、誰もがやった事のある、股割ストレッチにしても、多くの人は股関節を重点的に伸ばそうとします。 これは、股関節痛の原因の一つなのです。 強引なストレッチで、関節唇や靭帯を損傷するケースは少なくありません。 これらを防ぐには、部分的なストレッチではなく、全体的に少しづつ伸ばす事が大切なのです。 …

小指のしびれ(肘部管症候群)

肘の痛み 手足の痺れ スポーツ障害

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 小指のしびれや、小指が曲がったまま伸ばせない等の症状がある場合、肘部管症候群かも知れません。 肘部管症候群とは、手指の筋肉を支配している尺骨神経が、肘関節部の肘部管という細いトンネルで圧迫されたり牽引されたりして発症する神経麻痺です。 軽度のうちは、安静とビタミンB12の摂取が有効ですが、長期に続くと、筋肉が痩せてきます。 発症原因で多いのは、肘関節を酷使する仕事やスポーツなどで、変形性肘関節症になったり、自分の腕を枕にして寝たり、頬杖をついたり、パソコン作業で肘を曲げたままにするなど、生活習慣の積み重ねで起こる事もあります。 発症の疑いがある場合は、肘関節の内側を叩いてみると小指に痛みやしびれが出ます。 症状が悪化して、筋力低下などが起きると、外科手術が必要になる事もあるので、症状の軽いうちに運動療法などをするべきです。 肘部管症候群の神経症状は、肘関節屈曲位で増悪するため、尺側手根屈筋のストレッチが有効になります。 私のところにも、整形外科で肘部管症候群と診断された方が来た事があります。 発症原因の心当りはないといってましたが、日常で筋トレをしているとの事でした。 トレーニング内容を聞いてみると、腕は二頭筋しか鍛えていないので、筋肉の付き方も偏っていました。 施術で全身の調整後に、二頭筋の拮抗筋となる三頭筋の鍛え方を指導して、その後に尺側手根屈筋のストレッチ方法を指導したところ、複数回の施術で、痛みとしびれは改善しました。 …

首の不調が下肢に与える影響

首の痛み 腰痛 股関節の痛み 膝の痛み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今回は、かなり重度の二次障害の症例です。 その症状とは、膝の曲げ伸ばしが出来ず、痛みで正座もしゃがむ事も不可能というものでした。 病院でMRIとレントゲンも撮り、その結果は、看側でないほうに変形性膝関節症が認められ、看側は異常なしとの事でした。 そのため、病院の診断は神経痛と言われたそうです。過去には腰痛があり、レントゲンでは、腰椎3、4、5番の変形が確認されているとの事でした。 しかし、今回は、腰痛は一切出ていませんでした。私が不思議に思ったのは、看側の脚は異常がないと言われている事です。 私の目には、両足とも変形しているようにみえた事です。 検査で異常がないという事なので、そのまま施術を続けましたが、首が異常に硬くて、腰仙関節に影響している事がわかりました。 首と腰には相関関係があるので、首の不具合が腰に出る事はよくある事です。 例えば、膝が悪ければ、連動する股関節という感じですが、首が下肢に大きな影響を与えているケースは始めてでした。 こういうケースは滅多にないですが、首が腰に、腰が股関節に影響して、股関節から膝にという事なのでしょう。 要するに、二次障害が連鎖した結果なのだと思います。 ここまで、連鎖する事があるという事です。 …

ルーズショルダー

肩の痛み スポーツ障害

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 ルーズショルダーとは、肩関節障害の一つで、肩関節不安定症ともいわれています。 肩関節は球状の関節で、広い可動域を持っている反面、支持性に乏しい関節です。 例えば、野球の投球動作を繰り返す事で、徐々に肩が緩んでしまうといった後天的なもので発症したり、生まれつき不安定という人もいます。 肩関節が不安定な状態だと、スポーツ活動をする人には支障が出ます。 ルーズショルダーが習慣化されると、脱臼を繰り返す事があります。これは、軟部組織の損傷で引っ張りに耐える力が減少してしまうためです。 治療方法は原因が、関節、靭帯、筋肉で異なりますが、手術以外の保存療法を選択するのであれば、肩の負担を取り除くためにも、関節調整を試して下さい。 …

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