「2018年1月」の記事一覧

踵の痛み

実際の症例 足の痛み スポーツ障害

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 踵に痛みが現れる障害の1つに、シーバー病(踵骨骨端症)というのがあります。 シーバー病は、スポーツをする10歳前後の男の子供に多い障害です。 主な症状は、踵の腫れや圧痛、体重をかけた時の踵の角の痛みです。 子どもの踵骨後方部には成長軟骨があり、その後方骨端部分は血行が少なくなっています。 踵骨端にはアキレス腱が付着しているので、運動などで繰り返してアキレス腱が引っぱられると、血流障害が起こして発症すると言われています。 つい最近の事ですが、当院に似たような症状で、2日にわたり、2名の小学生が来ました。 いずれも10歳前後の男の子でした。 施術を通して感じた事は、2人とも、アキレス腱が硬いという共通点がありました。 二人とも、20度の傾斜のストレッチボードに真っすぐ立つ事が出来ませんでした。 アキレス腱が短縮した状態になると、踵骨と距骨間の遊びが消失してしまい、背屈制限が起こります。 ハムストリングスが硬くなり、前屈制限が起こります。 この場合、踵骨だけではなく、どの箇所に前屈制限が起きているかが重要です。 アキレス腱の柔軟性は、しゃがみ込み動作が、20度の背屈で可能とされていますので、それを目安にすると良いでしょう! …

身体の傾きが不調の原因だった

姿勢 骨格や骨盤の歪み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 家が三度傾いてしまうと、人は住めなくなります。 家が傾いて、床が歪むと平衡感覚が狂ってしまうため、三半規管の弱い人だと、気分が悪くなったり、めまいや原因不明の健康被害が現れます。 建物であれば、そこから離れれば問題ないかも知れませんが、身体そのものが傾いてしまうと、どこにでも不調がついてきます。 身体が傾く原因は、関節の引っかかりや歪みです! 人は重力に対して、バランスを保持しようとします。 もしも、足部が歪んでいたら、その上に位置する部分でバランスをとろうとします。 例えば、側屈動作した時に、腰椎に引っ掛かりが起きて、元に戻らないとします。 そうすると、腰椎はそのままで、その上が起き上がろうとします。 そして、さらにバランスをとろうとして、あらゆる箇所に傾きが出ます。 この負担が、過度な筋緊張や神経の圧迫等に繋がるわけです。 建物でいう住んでいられない状態になる前に、歪みは定期的にリセットするべきなのです。 …

スポーツクラブが流行るわけ!

関節痛 パフォーマンスUP

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 ここ数年、マラソン人気が続いてましたが、最近はスポーツクラブが、すごい勢いで流行ってます。 これは、誰でも気軽に始められるのが魅力の一つなのでしょう。 年齢層を見ても、若年層よりシニアの人達のが多いのも、そのためだと思います。 仕事の落ち着いてくる40代以降になると、体力の衰えも感じる年齢ですから、健康への関心が出る頃です。 三人に一人が高齢者になる時代が到来します。 年金支給開始年齢の引き上げで、60歳を過ぎても働かなくてはいけない人が増える事も確実です。 そうなれば、ますます動ける身体が必要になります。 しかし、ジムがあっても、体が不調では運動も出来ません。 そういった人は、動かない事で、さらに動けない体になってしまうのです。 関節や靭帯は動かさないと硬くなります。 自分で運動が出来ない人は、他動的にでも関節を動かす事が大切です。 例え、他動的であっても、全身の関節を動かす事が、通常のリハビリ10回に相当すると思っています。 …

新たな首の歪みが出現(スマホ首)

首の痛み 肩こり・首こり 姿勢 骨格や骨盤の歪み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 ストレートネックというのは聞いた事があると思いますが、今はスマートフォンの普及で、スマホ首が出てきました。 どちらも病名ではなく、通称ですが、ストレートネックとスマホ首を同じと思っている人も少なくありません。 しかし、この二つは頚椎の歪み方が異なります。 ストレートネックは弯曲がなくなる歪みですが、スマホ首は首の弯曲が逆になり、首猫背の状態になるものです。 スマホが出た当初は、十代の若者に急増した症状でしたが、最近は中高年者にも増えています。 背骨には、頚椎、胸椎、腰椎とあります。 その中でも、頚椎は他の椎骨より細く柔軟性があるぶん、弱い部位です。 頭部の重さは、平均6キロあります。 その、頭を乗せて歩くのですから、バランスが保たれていれば、負担は少なくて済みますが、バランスが崩れた状態になれば、支えている筋群に過度な筋緊張が起こります。 その影響は、頚椎の下にある胸椎に連鎖します。 ストレートネックもスマホ首も、頚椎の弾力を失なう事で、症状が強く出るので、改善するには、関節の遊びを回復させる事が重要なのです。 …

背骨の柔軟性

腰痛 膝の痛み スポーツ障害 パフォーマンスUP

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 脊柱とは、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨1個、尾骨1個で構成されている骨の柱です。 厳密には、仙椎5個が1つの仙骨となり、尾椎5個が1つの尾骨になります。 骨と骨の間には椎間板という繊維状軟骨があり、地面からの衝撃を吸収する作用があって、椎骨を守っています。 これらの骨は、本来であれば癒合する事なく動くのですが、個々の生活環境や職種、運動などの、身体の使い方で硬くなる事があります。 例えば、背中を丸めていたり、真っすぐ過ぎる姿勢は、胸椎を硬くする原因になります。 胸椎が硬くなると、頚椎や腰椎に物理的な負担が加わるので、首痛や腰痛が起きやすくなります。 体幹の動きが悪くなると、手足への連動が悪くなり、柔軟でしなやかな動きが出来なくなります。 また、ランニングやジャンプをするスポーツをする方は、地面の衝撃をダイレクトに受ける事になるので、膝の障害やパフォーマンスの低下に繋がるのです。 脊柱の柔軟性が失われている人の前屈動作を横から見ると、背骨の弯曲が、しなやかな円でない事がわかります。 それを改善させるだけで、本来の柔軟性が回復します。 それには、制限を受けている、脊椎関節の遊びを回復させる事と、毎日のエクササイズが不可欠でなのです! …

仙腸関節炎

実際の症例 腰痛 骨格や骨盤の歪み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 仙腸関節は、仙骨と腸骨を結合する関節です。 一般的には、骨盤にある関節と言った方がわかりやすいかも知れません。 骨盤は大きな関節なので歪まないと言われてますが、実際には僅かですが、回旋というズレが生じます。 例えば、脚組をする人だと、上に乗せる側の腸骨が後方に歪みやすくなります。 後方にズレた側の足は、見た目上で短くなります。 脚長差が3cmまでのズレは問題ないと書籍で読みましたが、脚長差が生じると、歩行時の足部の着地点が変わったり、立位での重心のかかり方にも影響するので、体全体が歪みやすくなります。 仙腸関節のズレを放置していると、炎症による腰痛が出る事もあります。 その他に、強直性脊椎炎という原因不明の病気で、仙腸関節炎になる事もありますが、こういった特殊な例を除くと、大半は仙腸関節の遊びが回復すれば解消します。 実際に、仙腸関節の痛みで来られた方で、軸足側の関節と周辺組織が硬くなりすぎて、反対側の関節が緩んでズレてしまうケースがありました。 こういったケースだと、歪んだ箇所だけ整えても、すぐに歪んでしまいます。また、仙腸関節の不具合が、仙腸関節だけでおさまってはいないので、どんな症状でも全身の調整が必要なのです。 …

痛みは冷やす?温める?

腰痛

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 痛みには、冷すか温めるかで迷った事はありませんか? 通常は、急性の怪我には冷湿布を使います。 しかし、現在は少し様子が違ってきました。 病院によっては、冬は寒いので、貼る時にヒヤッとしないように温湿布を処方する所もあるみたいです。 また、急性腰痛のぎっくり腰も、発症直後は冷やしますが、炎症がおさまれば、温めた方が回復が早い事がわかってきました。 冷湿布はメントール、温湿布にはトオガラシ成分が入っていて、冷たく感じたり、温かく感じるだけなのですが、人によっては、冷たいと思うだけで、本当に冷えてしまう人や、温かいと思うだけで、温かくなる人がいます。これをプラシーボ効果と言います!  何かの実験で、熱いと思わせたものに、手を触れただけで水ぶくれになってしまうのがありました。 こういった様々な状況があるので、湿布自体にそれほどの差異はないと言っても使い分けは必要かも知れません。 では、実際の冷やす、温めるの判断ですが、神経の問題は冷やした方が筋緊張が緩和されます。 逆に、冷やすと筋緊張が亢進してしまうようなら、お風呂やホットパックで温めた方が良いです。 これも、様々な状況次第で異なるので、反応を見ながら臨機応変に対応した方が良いかも知れません。 …

筋肉疲労による腰痛

実際の症例 腰痛 姿勢 スポーツ障害

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 上半身を支えている腰には、常に負担がかかり続けます。 とくに、同じ動作を繰り返したり、前屈みでの職業やスポーツをする方だと、腰にかかる負担はそれ以上なので、疲労性の腰痛が起きやすくなります。 筋肉疲労が原因となる腰痛は、筋肉の張りや重怠くなる他、筋肉に炎症が起きる事もあります。 こういった腰痛はレントゲンで異常が確認できないため、ビタミン剤、痛み止め、湿布などで処置する事が殆どですが、疲労性腰痛の多くは、姿勢が関係しているので、普段の姿勢に気を付ける事が大切です。 職業的な事が関係しているのであれば、机や椅子の高さを調節したり、スポーツ動作であればフォームを改善して、使う部位への意識改革が必要になります。 また、スポーツであれば、フォームが間違っているケースも少なくありません。 どんな職種やスポーツも、五体を動かす上で、体の構造上の動きは同じです。 構造上の動きに逆らった動きをしていれば負担がかかる事は明白なのです。 動きを変え、物の配置や高さを変えるだけで、負担は最小限に抑えられるのです。 …

失敗しない治療院選び

未分類

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 先日、新しいアイフォンを購入したので、ネットで頑丈そうなケースを探していました。 いくつもの商品が出てきましたが、その中でも、とびきり写真写りが良くて、購入意欲をそそられる説明のサイトから購入しました。 ところが、届いた商品が、何となくしっくりしません。 よく見ると、ケース枠よりも画面が飛び出ていました。 これでは落としたら割れてしまい、耐衝撃という用途がみたされません。 気になって調べてみると、偽物をつかまされた事がわかりました。 これは、スマホケースの話ですが、治療院選びも似ているところがあります。 治療院を探す時は、近隣にあるか、見た目の良いホームページで選ぶと思います。 しかし、行ってみたら、イメージと違っていたという話がよくあります。 サロンの中には誇大広告と思われる言葉を並べている所も少なくありません。 しかし、そういった宣伝も、今後は規制で出来なくなります。 それは良い事なのですが、今度は厳しくなり過ぎて、表記できる範囲が少なくなります。 これは、探す側にとって、さらにわかりずらくなる事も懸念されます。 当センターでは、症状やどうなりたいかの無料相談も行っています。[ ご相談にはline@友達追加が必要です! …

同業との差別化

整体セミナー

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 骨格矯正というと、ボキッとやるイメージが頭に浮かぶかもしれません。私の主催する骨格矯正は、母体がカイロプラクティックのモーションパルペーションを発展応用した手技療法で、瞬間的なアジャストは一切使わず、 全身の関節の遊びを正常化させる技術です。 私自身がその手技を学ぶために、東京に10年通いました。一通りの技術を習得した後、空手の身体操作法と運動学を取入れて出来上がったのが、今の手技です。手技の考え方は、母体となる技術を基本にしているので、大きな相違はありませんが、部位ごとに関節を動かすだけでなく、連動させて動かす所が違います。 新たなテクニックを、一から編み出そうとした時期もありましたが、最終的には、質を向上させた方が良いと判断しました。テクニックに走れば、基本が疎かになり、効果を半減させてしまうと思ったからです。関節は全身に200あります。テクニックを増やすと、施術時間が長くなるので、あまり重要ではない箇所を時短して、必要な箇所の質の向上をはかりました。 身体の繋がりは、とても重要なので、部位によっては連動して動かすように改良しました。施術での体の使い方は、角度、タイミング、スタンス、向きなど、空手の術理を応用しています。 今は、時短が出来て、簡単な手技が人気です。全身の骨格矯正は時間もかかり、簡単でもありません。しかし、その分、本物に近づくことが出来ます。 中には、誰でも使えるテクニックを数多く学ぶ人もいますが、それでは、施術者が本物になれません。私は、空手家だから、そう思うのかも知れませんが、素人に護身術を教えるなら、すぐに使える簡単なものでなければいけません。 それは、その場から逃れるためだからです。しかし、施術家は逃げるためにやっているのではなく、救うためです。その場しのぎのテクニックを数多く覚えるのではなく、人の体の構造を知り、どんな状況にも対応できる手技を身に付ける事のが大切だと思います。 私も、簡単な手技をいくつか見た事がありますが、それらは関節の調整で再現できるものばかりでした。 今、経営面で窮地に立たされている先生方は、藁にもすがりたい気持ちで、簡単なものに飛びつき、難しいものを避けています。簡単な手技は、すぐ覚えられる代わりにライバルも多いというリスクが伴います。 それこそが、その場しのぎになってしまうのです。難しい手技はライバルも少ない。また、ライバルが現れても、一歩先を行けばいいいのです。 …

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