骨格ケアセンターの渡邊英司です。


目には見えませんが、関節には僅かな遊びがあり、とても重要な役目をしています。

関節に遊びの事は、あまり知られていませんが、人の活動上、なくてはならないものです。


例えば、運転をする人は知っていると思いますが、自動車のハンドルにも遊びがあります。

遊びがなければ、ハンドルを少し動かすだけでタイヤが動き、真っすぐに走る事も出来ません。また、路面の凹凸や振動がダイレクトに手に伝わるため、普通にハンドルを握る事も出来なくなります。


人間の関節も同じです!関節には衝撃を吸収する役目があり、そこには潤滑油の役目をする滑液で満たされています。滑液には、関節に栄養を運ぶ役目がありますが、関節の遊びがなくなると、枯渇した状態になり、栄養供給が妨げられてしまいます。潤滑油のなくなった関節は滑りが悪くなり、動作に影響が出ます。


痛みの多くは関節に出ますが、その原因は、関節の遊びがなくなった個所の機能障害です。しかし、それらは患部以外の箇所で起きている事が大半なので、見つけるのも簡単ではありません。 それを見つけて、関節の遊びを回復させれば、身体は本来の状態に戻り、思い通りに動けるようになるのです。

※関節機能障害は、連鎖して二次障害に繋がりますので、関節の摩耗が少ないうちにケアして下さい。