骨格ケアセンターの渡邊英司です。


手の痺れの原因には、糖尿病、脳卒中、頚椎症、肘部管症候群、手根管症候群などがあります。糖尿病による痺れは、手足に出ます。脳卒中は死亡率の高い病気として知られていますが、痺れ以外に麻痺や、ろれつが回らないなどの症状が出る事があるので、そういった症状がある時は、早急に医療機関に行く必要があります。


ここでは、意外と多いありふれた手の痺れの原因をお話しします。例えば、寝起きに手がしびれていた事はないでしょうか? これは、横向きで寝る人に多いのですが、下になる腕の血行不良が原因で、手や腕に痺れや痛みが出る事があるのです。正座で足が痺れるのと同じ感じですが、寝起きで無意識なだけに驚いてしまいますね。これは、仰向けで寝る人には殆ど出ないので、見方を換えると、仰向けで痺れが出た時は、違う原因を疑う事になります。


仰向けで寝れない人には、花粉症や鼻炎で鼻詰まりの人や、腰痛の人が多くいます。また、横向きで寝たから、すぐに痺れが出るわけではなく、その多くは、横向きで寝るのが癖になっていて、肩が内巻きに入りこみ、肩甲骨周囲の筋肉が伸びている事が考えられます。


巻き肩は不良姿勢の一つなので、寝た状態で体重がかかると、痺れだけでなく、腕の感覚が麻痺してしまう事があります。巻き肩が悪化する前に改善すれば、麻痺も一時的で済みますが、放置していると、一時的な痺れや麻痺が、持続してしまう事にもなりかねません。


改善方法としては、仰向けで寝るようにすれば、目先の痺れはとれるはずですが、仰向けになれない人は、寝れない原因を一つ一つ潰していくしかありません。鼻詰まりは薬を使い、腰痛は、腰痛の原因を取り除く事で、根本から手の痺れを解消する事です。