骨格ケアセンターの渡邊英司です。


今回は、女性が気になる体の歪みと体型変化について。

女性の方で、30代になってからお腹周りや下半身に脂肪が付きやすくなったと思った事はありませんか? 

これは、30代後半あたりからホルモンバランスが乱れて、基礎代謝が落ちるからです。しかし、この変化は30代後半だから出たわけではなく、目立つようになっただけです。


実は、子供の頃から姿勢や体型は変化し続けています。成長期の子供が、横に増えたり、背が伸びたりを繰り返しているのと同じです。子供の場合は、よほど太り過ぎない限りは気にする必要はありませんが、太り過ぎると、足腰に負担がかかり、O脚やX脚になりやすくなります。


10代後半の女性はホルモンの分泌が増えるために、皮下脂肪が付きやすくなります。

20代で仕事をするようになると、職業での姿勢変化が現れます。

30代後半になると、基礎代謝が低下し始め、出産と重なると、さらに姿勢変化が起こります。

40代過ぎには、基礎代謝の低下と姿勢変化に、筋力低下も重なるため、脂肪の蓄積が顕著に現れます。


例えば、姿勢の崩れで起こる体型変化ですが、人は年齢とともに、楽を求めようとします。楽な姿勢は、決して良い姿勢ではありません。楽な姿勢の代表には猫背や仙骨座りがありますが、背中を丸めた姿勢は、背筋群の筋力低下に繋がります。その反対側にあたる、胸筋群は緊張して硬くなります。 その結果、起きる体型変化は以下のようになります。

猫背による体型変化

『首が短く見える』『胸がたれる』『二の腕がたるむ』『顔の表情筋の筋力低下で顔がたるむ』

仙骨座りによる体型変化

『お尻がたるむ』『くびれがなくなる』

不良姿勢による筋力低下で、使わない箇所には脂肪が蓄積します。筋肉が贅肉になり基礎代謝低下に拍車がかかるのです。今後、ますます女性が活躍する時代になっていけば、美容と健康への意識はより強くなっていく気がします。