骨格ケアセンターの渡邊英司です。


読書やスマホを見る時など、下を向いて頭を前に突き出す姿勢をしている人が急増しています。

頭部の重さは、平均6キロあるので、それを支える首には、かなりの負担がかかってしまいます。

首周囲の筋肉は細くて、重さに対しては弱いために、筋緊張が起きて拘縮しやすい特徴があるのです。


頭を突き出す姿勢は、首だけでなく、背中も丸まるために肩が巻き込んでしまいます。

この姿勢で、頚椎上部にあたる、頭半棘筋周囲に拘縮が起こります。

肩が入り込むと、首の後屈動作が制限され、さらに頚椎上部の拘縮によって、上を向いた時に、瞬間的な痛みが現れたりします。


頚椎上部の拘縮は、うつ伏せで読書をしたり、長時間のパソコン作業など、顎を突き出す姿勢をする人に多く現れます。

こういった姿勢をする人は頭痛持ちの方が多いので注意が必要です。
症状の改善には頚椎上部の弾力調整の他、第一肋骨、胸椎、胸郭、鎖骨の調整も不可欠なのです。