骨格ケアセンターの渡邊英司です。


真っすぐな背骨のことをストレートバックといいます。通常の背骨には、緩やかな弯曲があり、地面の衝撃から身体を守ってくれますが、ストレートバックは弯曲の消失で衝撃吸収能力が低下します。


背骨が真っすぐ歪むのは、胸椎や仙骨が前弯するためです。ところが、仙骨の前弯は先天性と聞いたことがあります。また、バレリーナや武道家のように、身体軸を直線的にする人は、後天的になる事もあります。いずれにしても、歪みには原因があり、何かを代償し、結果的に衝撃吸収機能が低下してしまいます。背骨の衝撃吸収機能が低下すれば他の衝撃吸収機能で補う事になります。


身体には、いくつかの衝撃吸収機能が備わっていて足裏アーチもその一つです。しかし、足部に負担がかかり続けると、やがては足関節が硬くなり、膝や股関節にも影響します。また、背骨の弯曲が失なわれると椎間板に負担がかかるためヘルニアを発症する事もあります。


ストレートバックは内臓や脊椎に大きなダメージを与える事は間違いありません。