骨格ケアセンターの渡邊英司です。


膝の痛みを抱えている方の数は、全国に3000万人以上と言われてます。

それだけ膝には負担がかかるという事です。

日常動作で膝にかかる負担は、歩行で体重の3倍、階段の昇り降りでは7~8倍になります。

しかし、負担がかかっても、全員が痛くなるわけではありません。

痛みには、必ず原因があるはずです。


例えば、スポーツをしている人だと、急激な方向転換やジャンプ動作で『靭帯を損傷』する事があります。また、着地動作や接触などで『半月板損傷』を起こす事もあります。

一昔前までは、部活動でうさぎ跳びをやらされた方も多いと思いますが、これも半月板を痛める原因になるため、今はやらない所が増えています。


成長期の子供に多い膝痛だとオスグッド病。これは、成長期に痛みが出る事から、成長痛ともよばれます。 原因は、血液循環不良やホルモンの異常、大腿四頭筋が引っ張られる事などです。 
特にスポーツをしている子供に多く発症しますが、発症する子供たちをみていると、その多くはストレッチ不足が関係しています。


膝関節に負担のかかるスポーツにマラソンがあります。マラソンランナーに多い膝痛だと、ランナーズニーがありますが、これは腸脛靭帯の炎症です。
ランニング時の膝の屈伸動作で、腸脛靭帯が大腿骨に擦れて炎症が起きるのです。 その原因はアライメント不良による筋の柔軟性低下です。 
アライメントが狂うと、軟骨の片減りが起こります。軟骨には神経がないので痛みを感じる事はありませんが、削れたカスが滑膜に炎症を起こすために痛くなるのです。
痛みを抑えるには、軟骨が擦り減らないようにするしかありません。 その一つが歪みを整える事です。