坐骨神経痛とは、腰から足先まで伸びる神経の圧迫などが原因で起きる痛み。
坐骨神経は太い所で、直径2センチ、長さは1m以上ある人体最大の神経。
この神経は、皮膚表面の近くを走行しているため、筋肉の圧迫を受けやすい特徴がある。
坐骨神経痛の主な症状は、腰から足先にかけての痛みやしびれ。原因となる疾患は、『椎間板ヘルニア』、『脊柱管狭窄症』、『すべり症』、『分離症』他、『梨状筋症候群』もある。
坐骨神経痛は発症しやすい年齢があり、『椎間板ヘルニア』『すべり症・分離症』などは、比較的若い人でも発症しやすく、『脊柱管狭窄症』は、主に加齢で発症する事が多い。坐骨神経痛が現れた時の年齢や、痛みやしびれの出現状態で、おおよその原因を予想する事が出来る。
例えば『椎間板ヘルニア』だと前屈動作で痛みが強くなり『脊柱管狭窄症』は後屈動作で痛みが強くなる。 腰痛を伴なうケースはこういった画像に写る疾患で起きている坐骨神経痛のことが多く、腰よりお尻や大腿筋の裏側の痛みが強い場合は梨状筋の硬さが神経圧迫につながっていると推測できる。
病院の検査で原因が特定されるのは1~2割程度。残り8割は原因がないのではなく、特定が困難というだけで、改善は十分に可能です。
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