世界には、人間離れした才能の持ち主がいる。
その多くは、人一倍努力も積み重ねてきた人です。
一般の人達は、テレビに出てくる有名な人しか見る機会がないですが、表に出なくても隠れた逸材もいるものです。
そういった、『本物』は、自身の向上にしか興味がなかったり、チャンスに恵まれなくて表舞台に立てないでいる人かも知れません。
また、夢がかなっても、体の故障でリタイヤする人もいます。
私も、多くのアスリートと接する機会がありましたが、考え方や体の使い方で意見を交わしていると、ある事が見えてきました。
①優秀なアスリートは、相手のミスを願わないが、実力のないアスリートは相手のミスを願う。
実力がある人の考え方は、相手が上手ければ、それ以上に上手くやろうとします。実力が下だと、相手のミスを願います。言い方を換えると、自らの実力が下と認めているのです。 誰だって強い人より、弱い人と戦った方が勝率が上がりますが、それでは強くなれないのです。
②優秀なアスリートは基本に忠実。
優秀なアスリートの中には、生まれ持った感覚だけで動ける人もいますが、良く見ると基本に忠実な人が多い事に驚かされます。これは、基本を理解しているから出来る事で、基本動作を自分なりに応用しているのです。
基本を知らない人の動きは、関節の構造に反する負担のかかる動きをしているのです。
それぞれのスポーツには基本があり、基本は体の使い方です。 基本を正しく理解していれば、動きを応用出来ます。 重要なのは、無駄なエネルギー消費を抑えて体の負担を最小限にすれば、パフォーマンスは上がるのです。
途中でリタイヤしてしまう人は、他人よりセンスが良くて、コーチや監督からフォームの修正をされなかった人が多くいます。 そして、基本を疎かにした結果がスポーツ障害です。
こんなつまらない事で、人生が左右されてしまうのです。また、基本を知らずに、見た目を真似る人もいますが、本当に真似るべきは、見た目ではなく姿勢です。
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