骨格ケアセンターの渡邊英司です。


スポーツをする人であれば、運動能力を高めたいのは当然です。

私が思う、運動能力の高め方には二通りの方法があります。一つは、トレーニングでパワーや柔軟性を付けたり、スキルアップする事。
もう一つは、低下した機能を回復させて、本来の能力を引き出す事です。


このうち、手っ取り早いのは後者です。


限界まで鍛えた事のある人は、これ以上は無理とスランプに陥った経験があるはずです。その原因には肉体的なものと、精神的なものがあります。
これらは、互いに影響し合っているので、どちらか片方で済む事はありません。


まだまだ先のある若者の勢いと、ある程度の年齢に達して、後がない状態の人が対等に戦えば、いかにベテランであっても、精神的なプレッシャーに負けてしまいます。
これが、精神面に影響する一大原因の一つなのです。


怪我の功名という言葉がありますが、怪我をした選手の方が、余計なプレッシャーから解放されて、いい結果を出すなんてことは、よくある話です。
ですから、成熟した選手は、新たに、体を鍛えなおすよりも、低下した機能回復を考えた方が、確実に運動能力は高まります。

また、機能回復する事で、使われていなかった箇所が活性化するため、それから鍛えなおす事も可能なのです。