「腰痛」の記事一覧

触れる事すら出来ない痛みの正体 (筋筋膜性疼痛症)

実際の症例 背中の痛み 腰痛

学生の背中から腰部にかけての痛みです。 最初はただの腰痛と思っていたそうですが、数日が過ぎても回復の兆しがみえなく、痛みは強くなるばかりとの事。 当センターに来た時は寝返りが打てない程の痛みで、夜も眠れなくなっていたそうです。 痛みが強いために、様々な動作検査が陽性に出てしまう程でした。 また、触れるだけで痛がるために、施術どころか、力が抜けなくて筋緊張を高めてしまう恐れがあったので、病院での検査を勧めました。 こういった症状は過去にも経験していますが、おそらく筋筋膜性疼痛症ではないかと思います。 あくまでも推測ですが、運動部に所属している事から、筋肉痛が回復する前に、筋肉に負荷をかけていたのだと思います。 たんなる筋肉痛といえども、回復する前に負荷をかけると、血流障害が起こり、筋肉が拘縮して痛みが出続けてしまいます。 そして、痛みは一部位から周辺範囲に広がってしまいます。 実際に、彼女の腰痛は、腰だけでなく背中の上部にまで広がっていました。 激しい運動をしていないつもりでも、小さな負担が積み重なった所に冷えが加わったのだと思います。 筋筋膜性疼痛症は、椎間板ヘルニアや線維筋痛症と間違われる事があります。 万が一の悪化を避けるには、しっかり検査をした上で、異常がないとわかってから施術を受けるのがベターと思っています。…

背中が丸くなる猫背と円背の違い

首痛 腰痛 姿勢

楽だから、背中を丸めた姿勢をしていると、気づかない間には猫背になてしまいます。 猫背の姿勢を取り続けると、脊柱起立筋が伸びて、肩が内側に巻き込んでしまいます。 肩が巻き込むと、鎖骨や周辺組織の動きが悪くなるため、大胸筋や僧帽筋が硬くなり、体を後ろに反らす動作が制限されてしまいます。 そこで起こり得る症状は、首や腰を反らしての痛みや、上腕部の痛みが出る事もあります。 首や腰を反らすと痛みが現れる疾患の1つに、脊柱管狭窄症がありますが、その大半の人が、肩が巻き込んでいます。 脊柱管狭窄症も、何かのきっかけで発症するので、猫背が発症の原因になる事も考えられるのです。 例えば、首を左右に回旋してみて下さい。 右に向きづらければ左の鎖骨が下がっている事が考えられます。 鎖骨をそのままに首を動かしていれば、痛みの出る方向には過度な負担がかかり続ける事になるのです。 肩の巻き込みを修正するには、大胸筋群のストレッチや鎖骨、上腕関節のモビライゼーションだけでなく、脊椎の動きを正常にしたうえで、起立筋群の筋力低下を改善しなければいけません。 これらは一朝一夕で出来る事ではなく、年齢を重ねるほどに困難になってしまいます。 また、同じ背中が丸くなるものでも、高齢者に多い円背というのがあります。 呼び名の違いだけで扱われる事もありますが、背筋を伸ばして伸びるものは猫背で、骨粗しょう症などの圧迫骨折で変形を伴っているものが円背です。 これらを、同じように改善する事は出来ません。 円背は構造上の変形が伴っているからです。 しかし、痛みを伴うものであれば、筋肉や関節の弾力不足を解消すれば楽になるでしょう。…

脚長差が揃えば良いとならない理由!

腰痛 股関節痛 身体の歪み

骨格や骨盤の矯正をした事のある人なら、左右の足の長さが違うと言われた人は少なくないでしょう。 左右の脚の長さの違いの原因には、構造的なものと、機能的なものがあります。 構造的な問題で脚長差が生じているケースには、骨形成時に生じた損傷や外傷性の損傷、あるいは立ち方や日常での癖による内外半などがあります。 構造的な脚長差の簡易検査は、ベッドに背臥位(仰向け)になって、膝を曲げて高さを見る方法があります。 この時に、膝の高さが違うと、構造的なものと判断されますが、あくまでも簡易検査なので絶対ではありません。 なぜなら、膝の高さが矯正後に揃う事があるからです。 次に、機能的な脚長差とは、腸骨の前傾や後傾で生じます。 後傾した側の脚は、見た目上で短くなり、前傾した側の脚は、見た目上で長くなります。 この場合、後傾した側を前傾方向に矯正するか、前傾した側を後傾側に矯正するのですが、脚長差が生じてから、何日も経過している場合だと、筋肉に癖がついてしまうので、すぐに戻ってしまったり、矯正後に、いつもの生活に戻った事で、新たに歪んでしまう事もあります。 また、足首の内外半での脚長差があるかの検査は、腹臥位で足首のしわで見る事も出来ます。 ここで気を付けなければいけないのは、構造的な脚長差と、機能的な脚長差は異なるという事です。 何でも揃えればよいのではなく、構造上の問題でズレているのか、不良姿勢や筋肉などの癖でズレているかを判断しなければいけません。 しかし、構造的な問題でズレている人の多くは、構造的な問題だからと諦めている人も大勢いるのです。 体が歪めば、関節は遊びがなくなるために、弾力不足になります。 衝撃吸収能力が減少するから、体に負担がかかり、歪みやすくなるのです。 しかし、動きの悪い関節に動きを付けてあげるだけで、ズレて戻らない関節が戻りやすくなり、ズレていても痛みや違和感が緩和するのです。 例えば、ネジをイメージしてみて下さい。 錆びて動かないネジを放置しておけば、さらに動かなくなり、無理に動かせばなめてしまいます。 しかし、そこまで行く前に緩めて、油を指しておけば、その後はメンテナンスがしやすくなります。 人の関節も同じです。 時々、動かしてあげるだけでも、栄養供給が促されて、油をさした状態が保たれるのです。…

動いた時の痛み

関節痛 肩の痛み 腰痛

怪我や病気ではない痛み・・・これは原因のわからない痛みの事ですが、その多くは動いた時に現れます。 痛みの出る箇所を動かしても痛くはないけど、体を動かしている時に痛いとかです。 体の痛みの多くは、ジッとしている時ではなく、動いた時に現れる事のが多いはずです。 もちろん、怪我や病気、あるいは炎症などがあれば、ジッとしていても痛みが出ます。 こういった原因のハッキリしているものであれば、病院に行くべきですが、病院に行ったけど、特に異常がなくて、電気をかけて、湿布をもらっただけという人は、本当にたくさんいます。 そして、原因がわからないから、何年もだましだましでいたら、いつの間にか慢性痛になってしまった人も多いはずです。 痛みの原因がどこにあるのか? どうしたら改善するのか? これらは、疼痛が誘発される動作で見つけるしかありません。 私の場合は、モーションペインを使って原因を見つけ出すようにしています。 前後屈、左右側屈、左右回旋、これらの動作をしてもらい、どの時点で痛みが出るのか? 痛みが現れた場合、その動作に関連する関節や周辺組織はどこなのか? その動作では痛みが出ない場合、動きのおかしい所はないか? 多くの人が、自覚症状とは関係なく、関節の動きが悪くなっています。 それが、何かしらの動きを制限しているのは間違いありません。 日常生活だけなら問題なくても、ダイナミックを必要とする方であれば、それが、身体的な負担に繋がっていく事になるのです。…

脊柱の柔軟性

腰痛 膝痛 スポーツ障害 運動能力向上

脊柱とは、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨1個、尾骨1個で構成されている骨の柱です。 厳密には、仙椎5個が1つの仙骨となり、尾椎5個が1つの尾骨になります。 骨と骨の間には椎間板という繊維状軟骨があり、地面からの衝撃を吸収する作用があり、椎骨を守っています。 これらの骨は、本来であれば癒合する事なく動くものですが、個々の生活環境や職種、運動などの、身体の使い方によっては硬くなってしまいます。 例えば、背中を丸めていたり、真っすぐ過ぎる姿勢を続けている人は、胸椎が硬くなりやすくなります。 胸椎が硬くなると、頚椎や腰椎に物理的な負担が加わるので、首痛や腰痛が起きやすくなります。 体幹の動きが悪くなれば、手足への連動が悪くなるため、しなやかな動きも出来ません。 また、ランニングやジャンプをするスポーツをする方だと、地面の衝撃をダイレクトに受ける事になるので、膝の障害やパフォーマンスの低下にも繋がります。 脊柱の柔軟性が失われている場合、前屈動作を真横から見ると、背骨の弯曲がなくなっている事がわかります。 改善させるには、脊椎関節1つ1つの遊びを回復させる事と、毎日のエクササイズが不可欠です。 そして、脊柱の柔軟性が回復する事で、日常動作が軽快になり、運動能力が向上する事がわかるはずです!…

筋肉疲労による腰痛

実際の症例 腰痛 姿勢 スポーツ障害

上半身を支える腰には、常に負担がかかり続けています。 とくに、同じ動作を繰り返したり、前屈み姿勢の職業やスポーツをする人だと、腰にかかる負担はそれ以上になるので、疲労性の腰痛が起きやすくなります。 筋肉疲労が原因となる腰痛の症状は、筋肉の張り感や重怠くなったりする他、悪化して筋肉に炎症が起きてしまう事もあります。 整形外科では、レントゲンや動作検査で椎間板などに異常がなければ、ビタミン剤、痛み止め、湿布を処方します。 これらの薬で一時的に痛みが軽減する事はあっても、原因となる動作を繰り返せば、いずれ再発してしまいます。 疲労性腰痛の多くは、不良姿勢が関係している事も多いので、まずは姿勢に気を付ける事が大切です。 仕事であれば、机や椅子の高さを調整したり、スポーツ動作であればフォームの改善をしたり、使う部位への意識改革などが必要なのです。 また、自分自身で良かれと思っている、身体の使い方が、実は間違っているケースも少なくありません。 どんな仕事やスポーツでも、五体を動かす上で、体の構造上の動きは、誰もが共通しているのです。 構造上の動きに逆らって動けば、負担がかかります。 それらを認識して、動き方を変えてたり、物の配置や高さを変えるだけでも、筋肉にかかる負担は最小限に抑えられるのです。…

関節可動域の広げ過ぎは要注意!

肩こり・首コリ 腰痛 股関節痛

身体は硬いよりも柔らかい方が良い! 身体が柔軟だと、腰痛や肩こりもなく健康にも良い。また、スポーツでも有利な事のが多いはず。 多くの方が、そう思っているかも知れません。 身体が柔軟な人イコール、関節可動域が広いという事になりますが、関節可動域は広ければ良いという事ではありません。 関節の最大可動域を超えてしまうと、靭帯や周辺組織が無理矢理のばされた状態になり、損傷の危険性があるからです。 通常であれば、最大可動域を超える前に、筋肉が収縮する機能が働きますが、人の体は千差万別です。 生まれつき、関節が緩い人は、筋肉の収縮力も弱く、支えが弱いために、ダイナミックな動作をした時に最大可動域を超えてしまう事があるのです。 また、誰もがやった事のあるストレッチでも、同様の危険性があります。 例えば、開脚でのストレッチにしても、多くの人が股関節を重点的に伸ばそうとしている事がわかります。 股関節痛の原因の一つに無理なストレッチによる、関節唇や靭帯の損傷というケースも少なくありません。 これらを防ぐという意味でも、身体を全体的に少しづつ伸ばす事が大切であり、可動性も広がるのです。…

痛みの違い

関節痛 頭痛 腰痛

痛みには数多くの種類があります。 切り傷などによる皮膚の痛み、運動で起こる筋肉痛、骨折などによる骨痛、関節痛、神経痛、内臓の痛み、それ以外にも、頭痛や歯痛など、これら全てが異なる痛みです。 皮膚の痛みは鋭い痛みですが、表面なので場所はわかりやすいです。 神経が傷ついたり、圧迫された時は鋭い痛みが走ります。 筋肉や内臓は、痛みの箇所がはっきりしない事もあります。 また、腰痛かと思っていたら、肝臓の病気という事があったり、歯痛かと思ったら、副鼻腔炎という事もあります。 こういった痛みの違いを、個人が見極める事は出来ないので、いつまでも続く場合は検査をする事です。 そして、検査で原因がわからない時は、素直に関節を疑ってみて下さい。…

脊柱管狭窄症

実際の症例 腰痛 膝痛

60代女性、変形性脊柱管狭窄症による腰痛の症例です。 腰痛が出たのは10年前で、検査では変形性脊柱管狭窄症と診断されたそうです。 当時は、手術レベルではないために、リハビリをしながら経過観察中との事ですが、現在は10年が経過しているので、かなり進行している感じでした。 この女性は、日常でのストレスが強いらしく、首肩の筋緊張で指先の力が抜けなくなっていました。 また、胸椎と仙腸関節の動きが悪く、股関節の動きを膝が代償して動かされて、不安定になっていました。 膝の検査を勧めた所、変形性膝関節症が発見されました。 胸椎の動きが悪いと、股関節に負担がかかり、股関節の動きが悪いと、膝に負担がかかります。 こういった悪循環が蓄積して脊柱管狭窄症と変形性膝関節症を発症したと考えられます。 施術は、仙腸関節と股関節を最後に強調するように行った結果、しこりの様に凝り固まった仙腸関節部がはっきり確認できるようになり、僅かしか動かせなかった回旋動作も正常範囲内まで広がりました。…

関節機能の改善

実際の症例 腰痛 股関節痛 膝痛 スポーツ障害

若い時の無理がたたって、中年期を過ぎてから、あちこちに痛みが現れるようになった症例です。 小学生の時からバスケットをしていたため、腰痛、股関節痛、膝痛は頻繁に起きていたそうです。 身体をケアする習慣がなかったために、筋肉の左右差も大きく、関節の弾力も、かなり消失していました。 膝痛の原因は、股関節の硬さと思いましたが、それ以外に猫背も影響していたと考えられます。 本人としては、昔の古傷は回復しないものとあきらめていたために、スポーツもいつの間にかやらなくなったそうです。 当センターには、ぎっくり腰で来たのですが、出来る事なら、もう一度スポーツをしたいと思っていたようです。 現代人の多くが、手足だけ動かす生活習慣に馴染んでしまい、体幹と手足をうまく連動出来ない人が増えています。 また、水代わりにお茶やコーヒーを飲み人も多く、本人が思っているほど、水分摂取が出来ていない事も、筋肉や関節には負担になります。 まだ、一回の施術ですが、全身には、バネ感が回復して柔軟性が向上したので、まだまだ改善出来るはずです。 まずは、もう少し弾力の回復に重点を置いて、徐々に筋力トレーニングが出来るようにしていけば、若い時のようにスポーツが楽しめるはずです。…

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