「実際の症例」の記事一覧

触れる事すら出来ない痛みの正体 (筋筋膜性疼痛症)

実際の症例 背中の痛み 腰痛

学生の背中から腰部にかけての痛みです。 最初はただの腰痛と思っていたそうですが、数日が過ぎても回復の兆しがみえなく、痛みは強くなるばかりとの事。 当センターに来た時は寝返りが打てない程の痛みで、夜も眠れなくなっていたそうです。 痛みが強いために、様々な動作検査が陽性に出てしまう程でした。 また、触れるだけで痛がるために、施術どころか、力が抜けなくて筋緊張を高めてしまう恐れがあったので、病院での検査を勧めました。 こういった症状は過去にも経験していますが、おそらく筋筋膜性疼痛症ではないかと思います。 あくまでも推測ですが、運動部に所属している事から、筋肉痛が回復する前に、筋肉に負荷をかけていたのだと思います。 たんなる筋肉痛といえども、回復する前に負荷をかけると、血流障害が起こり、筋肉が拘縮して痛みが出続けてしまいます。 そして、痛みは一部位から周辺範囲に広がってしまいます。 実際に、彼女の腰痛は、腰だけでなく背中の上部にまで広がっていました。 激しい運動をしていないつもりでも、小さな負担が積み重なった所に冷えが加わったのだと思います。 筋筋膜性疼痛症は、椎間板ヘルニアや線維筋痛症と間違われる事があります。 万が一の悪化を避けるには、しっかり検査をした上で、異常がないとわかってから施術を受けるのがベターと思っています。…

骨盤矯正にダイエット効果はあるのか?

実際の症例 姿勢 痩身

骨盤矯正で痩せますかという質問がありましたので、過去には以下の報告を受けています。 ①入らなかったジーンズが履けるようになった ②矯正後に体重が落ちた ③ポッコリお腹がへこんだ これは、本人が言ってきた事なので嘘ではないと思いますが、①と③は前かがみがちな姿勢が良くなったための変化だと思いますが、②の体重に関しては、一日で変わるとは言えないのでわかりません。 骨盤矯正というと、女性が産後にやるものとか、ダイエットのためにやるものと思われがちですが、そればかりではありません。 骨盤は、体の土台となる重要な部分です。 また、骨盤は歪まないという専門家もいますが、実際には仙腸関節で、3~5ミリ程の歪みが生じ、恥骨結合部では、2ミリ以下の歪みが生じる事がわかっています。 歪みの多くは仙腸関節の回旋です。 仙腸関節が回旋すると、反り腰になったり脚長差が生じたりします。 また、骨盤の歪みは股関節や腰椎と連動するので、体全体が歪んでしまいます。 今回のテーマである骨盤矯正に痩せる効果があるかというと❝あり❞です。 但し、あまり体を動かさない人は効果を感じないかも知れません。 骨盤矯正をしたから痩せるというよりも、骨盤の動きが良くなれば、運動で身体が連動するために、全身の脂肪燃焼効果が高まるからです。 動かない人は骨盤が硬くなりやすいために、代謝が良くならないのです。 例えば、学生時代は体育で最低限の運動を誰もがしますが、社会人になると、運動不足になりやすく、特に事務仕事などで座りっぱなしの人は骨盤周囲が硬くなり、脂肪が蓄積しやすくなります。 中年期から下半身だけが太りだした人も少なくないと思いますが、骨盤の動きが正常であれば、各関節との連動がしやすくなり、脂肪も蓄積しにくくなるのです。 これから、運動しながらダイエットに挑戦するなら、骨盤矯正で相乗効果が得られるはずです。…

踵の痛み

実際の症例 足の痛み スポーツ障害

踵に痛みが現れる障害の1つに、シーバー病(踵骨骨端症)があります。 シーバー病は、スポーツをする10歳前後の男の子供に多い障害です。 主な症状には、踵の腫れや圧痛、体重をかけた時の踵の角の痛みがあります。 子どもの踵骨後方部には成長軟骨があり、その後方骨端部分は血行が少なくなっています。 踵骨端にはアキレス腱が付着しているので、運動などで繰り返してアキレス腱が引っぱられると、血流障害が起こして発症すると言われています。 つい最近の事ですが、当院に似たような症状で、2日にわたり、2名の小学生が来ました。 いずれも10歳前後の男の子でした。 ここは病院ではないので、診断は出来ませんが、施術を通して感じた事は、2人とも、アキレス腱が硬いという共通点があり、20度の傾斜のストレッチボードに立つと、二人ともまっすぐに立つ事が出来ませんでした。 アキレス腱が短縮した状態になると、踵骨と距骨間の遊びが消失してしまい、背屈制限が起こります。 また、アキレス腱が硬くなると、ハムストリングスも硬くなりやすく、前屈制限が起こります。 この場合、踵骨だけを見るのではなく、前屈制限がどこに起きているかが改善ポイントになります。 アキレス腱を柔軟性は、しゃがみ込み動作が、20度の背屈で可能とされていますので、それを目安にすると良いでしょう!…

仙腸関節炎

実際の症例 関節痛 身体の歪み

仙腸関節とは、仙骨と腸骨を結合する関節の事です。 骨盤は大きな関節なので歪まないと言われてますが、実際には僅かな歪みが生じる事がわかっています。 歪みの多くは回旋というズレが生じます。 例えば、脚組をする人であれば、上に乗せる側の腸骨が後方に歪みます。 後方にズレた側の足は、見た目上で短くなります。 脚長差が3cmくらいまでなら、ズレても問題ないというのを、書籍で読んだ事がありますが、脚長差が生じると、歩行時の足部の着地点が変わってしまったり、立位での重心のかかり方にも影響するので、体全体が歪みやすくなります。 また、仙腸関節のズレを放置する事で、仙腸関節に炎症が起きる事もあります。 強直性脊椎炎という原因不明の病気で、仙腸関節炎になる事もありますが、こういった特殊な例を除くと、大半は仙腸関節の遊びが回復すれば解消します。 実際に、仙腸関節の痛みで来られた方で、軸足側の関節と周辺組織が硬くなりすぎて、反対側の関節が緩んでズレてしまうケースもありました。 こういったケースだと、歪んだ側をいくら整えても、すぐに歪んでしまいます。 また、仙腸関節の不具合が、仙腸関節だけで起きるという事ではないので、どんな症状でも全身を整える事が大切です。…

筋肉疲労による腰痛

実際の症例 腰痛 姿勢 スポーツ障害

上半身を支える腰には、常に負担がかかり続けています。 とくに、同じ動作を繰り返したり、前屈み姿勢の職業やスポーツをする人だと、腰にかかる負担はそれ以上になるので、疲労性の腰痛が起きやすくなります。 筋肉疲労が原因となる腰痛の症状は、筋肉の張り感や重怠くなったりする他、悪化して筋肉に炎症が起きてしまう事もあります。 整形外科では、レントゲンや動作検査で椎間板などに異常がなければ、ビタミン剤、痛み止め、湿布を処方します。 これらの薬で一時的に痛みが軽減する事はあっても、原因となる動作を繰り返せば、いずれ再発してしまいます。 疲労性腰痛の多くは、不良姿勢が関係している事も多いので、まずは姿勢に気を付ける事が大切です。 仕事であれば、机や椅子の高さを調整したり、スポーツ動作であればフォームの改善をしたり、使う部位への意識改革などが必要なのです。 また、自分自身で良かれと思っている、身体の使い方が、実は間違っているケースも少なくありません。 どんな仕事やスポーツでも、五体を動かす上で、体の構造上の動きは、誰もが共通しているのです。 構造上の動きに逆らって動けば、負担がかかります。 それらを認識して、動き方を変えてたり、物の配置や高さを変えるだけでも、筋肉にかかる負担は最小限に抑えられるのです。…

肘の痛み

実際の症例 肩の痛み

実際の症例 60代男性 数か月前から、肘の痛みが徐々に強くなり来院した方の症例です。 症状は左肘腕橈関節付近の痛みでした。 何かをしたから痛みが生じたという記憶はないとの事でした。 肘に痛みが生じる原因で、心当りがないケースの多くは日常姿勢が原因です。 例えば、パソコン操作で肘を曲げたままの姿勢であったり、自身の腕を枕代わりにするなどです。 カウンセリングでは、常に腕枕をしている事がわかりました。 また、以前は右肘が痛んだむ事もあったらしく、原因は、ほぼ腕枕だろうと推測できました。 しかし、思い込みは判断を見誤る原因になるので、あくまでも選択肢の一つと考えるべきです。 肘関節の主な機能は屈曲伸展です。 痛みが親指側か小指側かで、アプローチの方法は異なりますが、基本的には腕尺関節の遊びを回復させる事です。 また、特に重要なのは回内回外の動きに左右差が生じていないかです。 これらを詳細に検査していくと問題が見えてきます。 しかし、肘の不具合が肘だけの問題とは限りません。 肩や手首の動きが悪くて、肘に負担がかかる事はよくあるからです。 痛みや違和感は、様々な要因が複雑にからみあって起こります。 それらの要因を、一つ一つ潰していく事で、本当の原因に辿り着くのです。 今回のケースは、推測通りのアプローチで変化が見えたので、同じ施術を複数回繰り返していけば効果が現れるでしょう!…

施術後の反応

実際の症例 姿勢 身体の歪み 運動能力向上

施術後に、身体に現れる反応や変化。 初めて受けられる方には、興味深い所だと思います。 過去に施術を受けられた方々を例にして、反応や変化をまとめてみたいと思います。 まず、関節を調整する際は、自動運動と他動運動の範囲内で、注意深く行う事で、事故を起こさない事を最優先しています。 関節可動域を見ていく場合、ニュートラル地点から、どちら側に可動性が亢進しているか、あるいは減少しているかなどの機能障害を確認します。 基本的には、全身の調整をしますが、実際の調整が行われるのは、機能障害が起きている箇所です。 わかりやすく言うと、動きの悪い箇所には動きを付けますが、動かして、正常に動く箇所は検査にとどまるという事です。 動きの悪い箇所が、正常に動くと、正常な箇所は動き過ぎなくて済みます。 そうなると、運動リズムが正常になるため関節可動域が広がります。 こういった変化は、その場で実感して頂きますが、全ての箇所をその都度、確認してもらうのは大変ですから、部分的に確認して頂いてます。 また、これは、手順を変えるだけで、反応が変わるので、決められた順序がないため、個々の状態で変えていきます。 次に、施術後、数時間しての変化についてを以下にまとめます。 ①施術後、痛みや違和感が、ただちに消失するケース 1回の施術で、症状が消失するケースの大半は、一時的な機能障害が取り除かれた事が考えられますので、同じ施術を繰り返す事が有効です。 ②施術後、症状が一時的に増幅して、2~3日後に症状が消失するケース 一時的な機能障害が取り除かれた事で、関節可動域が広がり、使われていなかった、筋腱が動く事で生じた運動痛が起きる事がある。 特に、運動の苦手な人や、水分摂取量の少ない人に多い。 ③症状が現れたり、消えたりを繰り返すケース 一時的な機能障害が、他にも連鎖して、二次障害になっている場合に多いケースで、改善に向かう途中経過とも考えられます。 回復過程は、山や谷を繰り返して、徐々に、改善されます。 ④違う箇所に症状が現れるケース 一次障害を庇う事で、二次障害へと連鎖した場合に起こり得ます。 こういったケースでは、痛みを庇う事で、最初の症状が消失してしまい、新たに現れた二次障害が消えた事で、最初に現れた、一次障害へと、逆の手順で戻る事がありますので、改善パターンとしては、現在起きている、二次障害を取り除いた後、一次障害を取り除きます。 ⑤施術後はいいが、すぐに再発するケース 筋力左右差が強すぎるアスリートや、同じ動作や姿勢を繰り返す方に多いケースです。 症状が一時的に取り除かれても、元の生活習慣によって、一次障害が取り除けない事が原因となりますから、フォーム改善や生活習慣の見直しが必要です。 以上の事などが考えられますが、場合によっては、施術中や術後すぐの反応がなくても、数日したら、いつの間にか、症状が消失していたという事も少なくありません。 いずれにしても、1回で結果を出そうとしないで、少なくとも5~7回の施術で反応を見ていただく事です。…

脊柱管狭窄症

実際の症例 腰痛 膝痛

60代女性、変形性脊柱管狭窄症による腰痛の症例です。 腰痛が出たのは10年前で、検査では変形性脊柱管狭窄症と診断されたそうです。 当時は、手術レベルではないために、リハビリをしながら経過観察中との事ですが、現在は10年が経過しているので、かなり進行している感じでした。 この女性は、日常でのストレスが強いらしく、首肩の筋緊張で指先の力が抜けなくなっていました。 また、胸椎と仙腸関節の動きが悪く、股関節の動きを膝が代償して動かされて、不安定になっていました。 膝の検査を勧めた所、変形性膝関節症が発見されました。 胸椎の動きが悪いと、股関節に負担がかかり、股関節の動きが悪いと、膝に負担がかかります。 こういった悪循環が蓄積して脊柱管狭窄症と変形性膝関節症を発症したと考えられます。 施術は、仙腸関節と股関節を最後に強調するように行った結果、しこりの様に凝り固まった仙腸関節部がはっきり確認できるようになり、僅かしか動かせなかった回旋動作も正常範囲内まで広がりました。…

スポーツが上達しない原因

実際の症例 スポーツ障害 運動能力向上

スポーツの上達が遅い子供の事で、親が連れて来られての相談です。 小学生の頃から、色々なスポーツをさせて来て、運動神経は、それなりに良いとの事です。 現在は中学生になってからゴルフを始めたそうです。 私はゴルフ部のトレーナーはしていますが、ゴルフはしないので身体の使い方と、身体に負担のかかっている箇所の修正と動作改善の提案をしています。 身体には、六つの基本動作があります。 前屈、後屈、左右側屈、左右回旋です。これらが、複合的に動く事で、様々な動きが可能となります。 言い方を換えると、いずれかに制限があれば、運動能力の向上が見込めないだけでなく、スポーツ障害の原因にもなるのです。 それを見つけて、強化する、あるいはストレッチするなど、その人に欠けている箇所を補えば、運動能力の向上が期待できます。 例えば、クラブを振る動作には、体幹の捻じれが生じます。 捻じれは回旋動作なので、主に胸椎と股関節が行います。 この動きが悪いと、身体を捻じる時に、軸足がつられてしまうために、ダイナミックな動きが出来なくなります。 何のスポーツにも共通しますが、ゴルフの場合、体幹の動きが悪いとトップスイングが高く上がりません。 そうなると、当然ながら、飛距離が伸びなくなり、プレー中に筋疲労が起きやすくなるため、微妙な動きが出来なくなります。 これを改善するには、胸椎と股関節の動きだけでなく、体重移動に関わる、足関節を整えていく事も重要なのです。…

寝違え

実際の症例 首痛 肩こり・首コリ

朝起きた時は違和感があっただけなのに、時間の経過とともに、首の痛みが強くなった症例です。 こういったケースは寝違えが殆どですが、寝違えは寝起きになっていると思っている人が多くいるようです。 寝違えや、ぎっくり腰は、名前が部位で違うだけで、大半が筋膜の損傷です。 寝起きに起きる事が多いために、寝違えと言いますが、寝起きに発症するとは限らないわけです。 寝違えは、胸椎一番と第一肋骨を繋ぐ関節周囲に起きる事が多いのですが、痛みが強くなると、首が動かせなくなります。 通常は、一週間程で回復しますが、発症から二日目くらいまでは、痛みのピークになるので辛い状態が続きます。 発症後は、お風呂は控えて、湿布等で冷やすと良いのですが、三日目以降は、ピークを過ぎるので、温めて血液循環がよくしていった方が回復しやすくなります。 但し、三日を過ぎても炎症が残っている事がありますので、判断の目安として、入浴後に痛みが強くなるなら、もう少し冷やす。痛みが変わらなければ、温めると良いです。 寝違えを起こしやすい人は、脇腹が硬くなっていたり、肩の不具合がある人が多いのですが、広背筋や肋間筋をストレッチさせて、脊椎の側屈を促してあげると、腕の動きが楽になり、連動する首も楽になります。…

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