「スポーツ障害」の記事一覧

関節可動域の維持

関節痛 スポーツ障害 運動能力向上

関節を動かさないでいると、可動域は狭くなってしまいます。 スポーツをしている方なら、運動を長く休止していると、関節可動域が狭くなり、筋力や柔軟性が著しく低下する事は、多くの方が経験しているはずです。 短期間の休止であれば、すぐに回復させる事が可能ですが、何年も運動から遠ざかっていれば、元通りに回復させる事は困難になります。 関節可動域の改善には、ストレッチが、一般的な方法ですが、急激な筋の伸長は、関節や軟部組織に負担をかけてしまう事があります。 筋や関節に拘縮が起きている状態でのストレッチは、拘縮箇所以外の筋が伸長されてしまい、機能していない箇所は、動かないまま残ってしまうからです。 こういったストレッチを続けていると、過剰に伸びた筋が損傷してしまう事も考えられます。 関節可動域を回復される手段は、自動運動だけではありません。 他動的に動かす事で、長期間の失われた可動域を回復させる事が出来ます。 全身の関節を他動的に動かしてあげる事で、自動運動を複数回したと同等の効果が得られるからです。…

筋・筋膜性腰痛症

腰痛 姿勢 スポーツ障害

筋・筋膜性腰痛症とは、筋肉の疲労や不良姿勢が原因となって起こる腰痛です。 この腰痛は、持続的な同一姿勢で発症するケースと、スポーツ活動などで、筋肉や筋膜を損傷するケースがあります。 何をしたわけでもなく、徐々に痛みが強くなったのなら、前屈み姿勢などが原因で起きている可能性が高いでしょう。 また、重い物を運ぶ仕事や、スポーツ活動などで腰に負担のかかる人は、慢性的な筋緊張が継続して起きている可能性があり、何かのきっかけで、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアを発症する事もあります。 何度も再発を繰り返す人の多くは、仕事が休めないとか、スポーツをしている人で練習を休めないといった理由で、十分に回復しないうちに無理をしてしまう人です。 筋・筋膜性腰痛症は、誰にでも起こり得る最も多い腰痛であり、100%改善可能な腰痛です。 その原因を理解しないで放置したままでいれば、いつまでも痛みが続くだけでなく、重大な疾患へと進行してしまう事もあるのです。…

スポーツ障害

姿勢 身体の歪み スポーツ障害

スポーツ活動中に起きた骨折、打撲、筋腱や靭帯の断裂などの怪我はスポーツ外傷といい、練習時の繰り返し動作などで起きる不具合をスポーツ障害といいます。 これらは、区別して考えなければいけないのですが、検査で判別しにくいものもあります。 また、スポーツをしない人でも、職業や生活習慣によっては、スポーツ障害と同じ症状が現れる事もあります。 一般的な認識では、スポーツは健康に良いと思われがちですが、本格的にスポーツをする人は、過酷な運動をするので、体には負担がかかります。 スポーツの多くが、一方に偏った運動を強いられるため、筋力左右差が生じやすくなり、体が歪んで筋の収縮が妨げられます。 体の歪みや関節のズレは、筋や関節の拘縮の原因となり、衝撃吸収能力を低下させる他、関節摩擦の増強は動きにも影響するのです。 この事から、特定の部位に痛みが現れていなくても、体が歪む事自体が、スポーツ障害の原因になるのです。 しかし、これらは外傷と違って、矯正的なエクササイズや手動筋と拮抗筋のバランスを考えたトレーニングを心がけ、一定箇所に負担が集中しないようにする事で回避出来るのです。…

小指のしびれ(肘部管症候群)

手足のしびれ 肘・手首の痛み スポーツ障害

小指のしびれ、小指が曲がったまま伸ばせない等の症状がある場合、肘部管症候群かも知れません。 肘部管症候群とは、手指の筋肉を支配している尺骨神経が、肘関節部の肘部管という細いトンネルで圧迫されたり牽引されたりして発症する神経麻痺です。 軽度のうちなら、安静とビタミンB12の摂取が有効ですが、長期に続くと、筋肉が痩せてきます。 発症原因で多いのは、肘関節を酷使する仕事やスポーツなどで、変形性肘関節症になったり、自分の腕を枕にして寝たり、頬杖をついたり、パソコン作業で肘を曲げたままにするなど、生活習慣の積み重ねで起こる事もあります。 発症の疑いがある場合は、肘関節の内側を叩いてみると小指に痛みやしびれが出ます。 症状が悪化して、筋力低下などが起きると、外科手術が必要となる事がありますので、症状の軽いうちに運動療法などをするべきです。 肘部管症候群の神経症状は、肘関節屈曲位で増悪するため、尺側手根屈筋のストレッチが有効になります。 当院で対応した事例で、整形外科で肘部管症候群と診断された方が来られた事があります。 発症原因の心当りを聞くと、特別な事はしていないけど、運動のためにダンベルトレーニングをしているとの事でした。 トレーニング内容を聞くと、腕は二頭筋しか鍛えていなかったので、筋肉の付き方も偏っていました。 全身のアライメントを調整して、二頭筋の拮抗筋となる三頭筋の鍛え方を教えて、その後に尺側手根屈筋のストレッチ方法を指導したところ、複数回の施術で、痛みとしびれは改善しました。…

運動器検診とは

関節痛 身体の歪み スポーツ障害

運動器とは、体を動かす事に関係する、筋肉、腱、骨、関節、靭帯、神経などの器官の名称です。 平成28年度から、文部科学省の省令改正で、内科検診、側弯症検診の他に運動器検診が加わりました。 現代の子供達は、しゃがめない、片脚立ちが5秒以上出来ない、骨折、スポーツ障害などが増えています。 こういった異変に、子供や親が気づかない事が多いのです。 運動器の障害は、構造的なものと機能的なものに分けられます。 レントゲン検査などで、骨折や変形などの構造的異常が見つかれば、医師の治療が必要ですが、異常が見つからないのに、腕が上がらない、痛みがある場合は機能的な問題になります。 こういった機能障害は、自然回復は、あまり期待できないので、二次障害に繋がる前に対処するべきです。  …

ランナー膝(腸脛靭帯炎)

膝痛 スポーツ障害

ランナー膝とは、主にマラソンランナーに多く発症する、膝のスポーツ障害です。 別名、腸脛靭帯炎といって、太腿外側の靭帯が、ランニング時の膝の屈伸運動で擦れて炎症を起こす事が痛みの原因とされています。 スポーツ障害の多くは、オーバーユース(使い過ぎ)です。 しかし、スポーツをする人が、体を酷使するのは当然だし、同じ事をしても大丈夫な人がいる事を考えると、原因はそれだけではない事がわかります。 考えられる原因 柔軟性がない 普段からストレッチをしない人や、十分な水分摂取が足りない人は筋肉の収縮が不十分になります。 アライメント異常 O脚などのアライメント以上があると、過度に緊張してしまう筋肉と、あまり使われない筋肉とのアンバランスが生じてしまいます。 衝撃吸収機能低下 関節の遊びが消失すると、地面の突き上げがダイレクトに伝わり、足腰だけでなく、全身に負担がかかります。 走り方 ランニングフォーム(体の使い方)が適切でなければ、運動連鎖が妨げられて、負担が一部分に集中しやすくなります。 このように、いずれかが影響しただけでも、膝にかかる負担は増えてしまうのです。 走る事も大切ですが、より走れる体にする事が、それ以上に重要なのです。…

腰椎すべり症

腰痛 スポーツ障害

脊椎(背骨)は、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個と仙椎、尾椎の合計26個の骨で出来ています。 これらの椎骨は、体を動かしても、簡単にはズレないように、靭帯などで守られていますが、何かしらの要因で、腰椎を支える力が不十分でズレてしまう事を腰椎すべり症といいます。 症状としては、同じ姿勢での腰痛、腰を反らした時の腰痛、下肢痛、歩行時の痛み等があります。 腰椎すべり症には、3つのタイプがあり、先天性すべり症、分離すべり症、変性すべり症に分けられます。 先天性すべり症 生まれつき関節突起に問題があるものです。 分離すべり症 成長期のスポーツ活動などによる疲労骨折で分離症になり、上下の関節突起が支えを失ってズレてしまうもの。 変性すべり症 高齢者に多く、加齢による軟骨の片減りなどで変形したり、骨粗しょう症などで体重が支えられなくなって発症する事があります。 また、何度も繰り返していると発症しやすい動作があります。 それは、腰を反らす動作です! 特に、重たい物を持ち上げる動作などは、腰を反らしながら腰に負荷をかけるので、仕事やスポーツなどで、同じ動作を繰り返す人は注意が必要なのです。 既にすべり症という診断をされた方は、腰を反らす動作の妨げとなっている箇所に動きを付ける事で、腰の負担が軽減できます。 また、今起きている症状が、必ずしも、すべり症が原因ではない事もあるのです。…

関節可動域と運動能力の関係

スポーツ障害 運動能力向上

関節可動域調整法の効果の一つに運動能力の向上があります。 施術を受けた殆どの人が、その場で柔軟性や筋力の向上効果が実感できたと思います。 しかし、それだけでは運動能力の向上までは実感できないと思うので、その理由を説明します。 理由その1 関節可動域左右差 関節可動域左右差は筋力左右差などで起こります。 誰にでも、利き手があるので、若干の左右差は当然ありますし、逆に運動能力が向上した結果とも言えます。 しかし、過剰な左右差が起きると、筋収縮活動が偏り、関節可動制限が起こります。 これは、関節や筋の損傷の原因になるだけでなく、コントロールやキレも悪くなります。 理由その2 運動連鎖障害 背骨には24個の骨があり、関節一つ一つは小さくしか動かなくても、全てが連動すれば大きな動きが可能になります。 この関節運動が妨げられると、体幹を使った捻転動作に支障が出て、一部の関節だけに負担をかける事になり、慢性痛の原因や、運動能力が低下して、最大パフォーマンスが発揮できなくなるのです。   関節可動域は、日常生活レベルの運動だと減少してしまいます。 学生時代と比べると、社会人になってから、急に体が硬くなった人も少なくないはずです。 これは、体育や部活動がなくなり、体を動かす機会が減ったためです。 そして、中年期になると、加齢とともに体の硬くなるスピードが早く感じるはずです。 運動をしなくなると、筋活動の減少で筋力低下が起こり、同時に、関節可動域も減少していきます。 体は、動かさなければ退化していくのです! 関節可動域は広ければ良いのではなく、狭くなり過ぎたり、過剰な左右差が出る事が問題なのです。 これからスポーツを始める人や、久しぶりに復帰する人は、関節を整えた後で行えば、よりスポーツを楽しむことが出来、怪我などのアクシデントから身を守る事になるのです。…

関節痛と運動連鎖

肘・手首の痛み スポーツ障害

運動連鎖とは複数の関節が連動し合って動く事です。 人の体には、200の骨があります。 例えば、腕を伸ばしたまま、手首を回旋させると、それに連動して肘や肩が一緒に動く事がわかります。 これと同じ事を肘を固定したまま行うと、他の関節に負担がかかる事もわかるでしょう。 これは、運動連鎖が妨げられる事で、一関節にかかる負担が増えて、関節痛が起きやすくなるという事です。 仮に、運動連鎖障害が原因の肘痛であれば、肘だけを治療しても、痛みが消えるのは一時的でしかありません。 テニスやゴルフなどをする方には肘痛が起きやすい人が多くいますが、この運動連鎖を正常にするだけで、肘の負担が減り、障害予防になるのです。 この事は、肘に限らず、全ての関節にいえるのです。 特に、ダイナミックな動きをする時の運動連鎖は一部位ではなく、全身を連動させるからです!…

痛みは連鎖していく

肩の痛み 肘・手首の痛み スポーツ障害

人の体には200の関節があります。 体は、一関節だけで動く事が出来ないので、それに連動して他の関節が動きます。これを関節の『運動連鎖』といいます。 ボールを投げる上体の動きを例にすると、体幹から末端に繋がる運動連鎖が正常であれば、大きな力が発揮できるので、ボールは速く遠くに投げる事ができますが、体幹の動きが悪いと、腕で投げようとするため肩や肘に負担がかかります。 体幹は背骨を軸に対角螺旋の動きをするので、その運動が妨げられて、十分な回旋が出来ないと、腕を振る時の関節の角度に影響します。 すると、肩関節を過剰に動かさなくてはいけないため、筋や関節を痛めるリスクが高まります。 そして、肩の過剰な動きが、肩周辺の筋緊張や炎症に繋がると、それを代償して肘や手首に過剰な負担が加わるのです。 これが、痛みが連鎖する仕組みです! これらの治療に、電気や湿布が使われる事が大半ですが、根本的な問題となっている、関節機能障害が残っている限りは、一時的な解決でしかありません。 スポーツに真剣に取り組んでいる方は、慢性的な『スポーツ障害』になる前に対策をするべきだし、仕事を快適に続けたい人は『慢性痛』になる前に、『関節機能障害』を取り除いて『体の使い方』を見直していくべきなのです。 関節機能障害は早期であれば、原因となる関節の調整で改善しますが、多くの場合は、1か所に問題が起きると、代償動作による『姿勢の崩れ』で『二次障害』が起こります。 その場合は、一次障害を改善した後で、二次障害を改善する手順が必要なため、時間も倍必要になります。 また、根本改善とは、二度とならないという事ではないので予防が大切なのです!…

ページの先頭へ

Copyright © 2017 kokkakucare.com. All Rights Reserved.  WordPress Premium Plugin