骨格のアンバランス

姿勢 骨格や骨盤の歪み

人の体は、まっすぐのつもりでいても、いつの間にか歪んでしまいます。 人の体は2本足で全体重を支えているため、歪みやすい構造になっています。そのため、歪みのない人は一人もいないし、一回整えたから、二度と歪まないものでもありません。 激しいスポーツをしている人や、慢性的な痛みのある人は、歪みを整えることで症状が改善することを知りますが、それでも、その場しのぎになってしまうことがあります。しかし、今の症状が取り除けても、生活習慣を改善しなければ将来の健康破綻は防げないのです。 歪みでもっとも気を付けなければいけないのは関節の変形です。変形は歪みによる関節の片減りが原因になります。姿勢の悪い人や、家族に変形性の関節症の人や背中の丸まった人がいる場合は、遺伝的なことも関係します。 変形性膝関節症は高齢者がなるものと思われる人もいますが 、これは高齢になって発症するのではなく、長年の間に少しづつ擦り減っていった結果です。特に、膝や股関節、脊椎などは変形しやすい部位でもあり、変形性膝関節症は、女性が男性の2倍も多いといいます。これは、女性ホルモンの減少や男性より筋肉量が少ないことが関係しているためです。特に閉経後は軟骨が倍以上のスピードで摩耗するといわれているのです。     …

股関節痛『屈曲拘縮とは』

股関節の痛み

股関節の痛みやこわばり 股関節の痛みで多いのは、変形性股関節症です。これは股関節の軟骨が擦り減っていき、変形してしまう病気です。 女性は男性よりも筋力が弱いため、体重を支える力がないことなどから、男性よりも5割ほど発症する確率が高いといわれています。 カラダが歪むと、股関節の変形や炎症の原因に繋がりますから、まずは普段の姿勢に気を付けることです。 例えば、パソコン作業をしている時に、前のめりの姿勢になると、骨盤が前傾して、股関節の被りが深くなります。この状態が長く続くと股関節周囲の筋肉や筋膜が硬くなってしまいます。そして、立ち上がる時に、固まった筋肉や筋膜が伸ばされると、無理に動かしたと同じ状態となり、痛みが発生してしまうのです。 予防としては、長く座らない、猫背姿勢にならない、横座りをしない、足組をしないなど、普段の姿勢に気を付けることですが、あまり気にし過ぎてもストレスを溜めてしまうので、変な姿勢をしていることに気付いたら、その反対の姿勢をするなどして、関節や筋肉が一定方向で固まらないようにするのも対策の1つです。 屈曲拘縮による痛みが慢性化すると、朝起き上がる時や座って立ち上がる時に激痛が出ることがありますから、こまめに痛みを予防する体操をしてみましょう。 体操方法のやり方は足を前後に(肩幅二つ程の間隔)広げて、アキレス腱を伸ばすような姿勢を作ります。次に肩甲骨が背骨側につくように両手を後ろで合わせます。そして、最後に首を反らします。 カラダの前面が全体的に気持ちよく伸びるようにします。この時、股関節の屈曲拘縮を改善するポイントとしては後ろ足側の腰を捻ります。右足が後ろであれば、左回旋です。そうすることで大腿筋や腸骨筋が気持ちよく伸びる感じがわかるはずです。   …

冬ダイエットが失敗しやすい理由

痩身

ダイエットをしたことのある人ならわかると思いますが、なぜか冬は痩せにくいと思いませんか? 本来であれば、夏よりも冬のがダイエットはしやすいそうです。 人の体は体温を一定に保つように出来ているため、外気温が下ると、体が熱量を上げるため、カロリー消費が促されます。 ところが、カロリー消費が追い付かなくなる原因があります。 それは、基礎代謝が上がっても、熱をつくるエネルギーが食べ物から作られるため、食欲が出てしまうのです。 要するに、エネルギー効率が高まっても、食べ過ぎたら意味がないということなのです。しかし、対策がないわけではないので、意志を強く持って以下の3つをやってみましょう。 ①体を冷やさない。 ②よく噛んで食べる。 ③適度な運動。 体が冷えると、食欲が出るだけでなく、脂肪が蓄積しやすくなります。そのため薄着にならない。早食いしない。適度な運動を心掛けるの3原則を守れば失敗は減らせるかも知れません。   …

共感疲労による不調

自律神経

今年は元旦から、大きな災害が発生してしまい、毎日、悲しいニュースばかりが目に飛び込んできます。 テレビやネットで衝撃的な映像を何度も繰り返し見ていると、他人の痛みが、自分のことのように感じて恐怖心を感じたり、気持ちが落ち込んだりしていきます。 共感疲労の症状には、イライラ、怒りっぽくなる、気持ちが落ち込む、寝付けない、食欲がない、頭痛、倦怠感、動悸、これ意外にも筋肉の張りや凝りがあり、悪化すると首肩のこりや腰痛に繋がることもあります。 年始はなにかと多忙な時期ですが、ストレスを溜め込まないように、適度な運動と睡眠を心がけて、心とカラダのリフレッシュも忘れないで下さい。     …

能登半島地震へのお見舞い

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能登半島地震へのお見舞い 石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震が発生し、尊い命を奪われてしまいました。 被災された方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々のご家族、関係の方々に心よりお見舞い申し上げます。 被災地域では地震活動が続き不安な日々が続いていますが、皆さまの安全確保と 一日でも早い復旧・復興をお祈り申し上げます。 骨格ケアセンター 院長 渡邊英司 …

年の瀬の不調を新年に持ち越さないために

未分類

今年も残す所、僅かになりました。 年の瀬を迎えて、何かと忙しい月なので、疲れが出てきたのではないでしょうか。 忘年会、大掃除、最後の仕事の後片づけなどが済んで、ほっとした気の緩んだ時こそ注意が必要です。 特に、冬だからと安心して起こるのが、冬の脱水です。 脱水症状が、様々な不調をもたらす事はわかっていても、意外と無関心ではないかと思われます。 正直な所、人に言うけっど、私自身も脱水ぎみで、不調が出たほどです。 脱水による症状には、足が攣ったり、関節痛、皮膚のツッパリ感・・・多くは痛みや筋肉の張りが多いのですが、よく間違われるのは、筋肉をほぐしたり、歪みをとれば改善すると勘違いされる事です。 もちろん、一時的には改善に導きますが、脱水状態のままだと持続性がなくなり、再発しやすくなります。 骨格矯正は、自律神経の改善に役立つ他、妨げられた神経の通り道を促通させるので、痛みの解消には繋がりますが、それだけで満足しないで水分摂取も忘れないようにしましょう。 冬は、日光に当たる時間も減る傾向にある為、セロトニンが不足して不調になる人も増えて来ます。骨格矯正は、脳内のセロトニン分泌も促します。 ※年内は休まず営業しております!ご予約はお早めに! …

施術後の過ごし方

関節痛 筋肉・筋膜 骨格や骨盤の歪み

今回は施術後の過ごし方について説明いたします。 施術後は安静にした方がいいのか、動いた方がいいのかで迷われた方もいるかと思います。 これは、術後の状態にもよりますが、痛みがなければ、軽く動いた方が効果も持続性も高まります。 その理由は、関節の性質が関係しています。 関節は、長期間動かさないと固まる性質があります。また、施術後は関節可動域が広がるため、動く事で、普段使われていなかった筋肉が活性化します。 全身には、200個の関節があり、可動域は個々で異なるため、日常生活中に全ての関節を均等に動かす事は不可能です。 よく使う関節は固まりにくくても、あまり動かさない関節は固まりやすくなります。 例えば、骨盤には仙腸関節という大きな関節がありますが、可動域は2ミリ程しかなく固まりやすい関節の1つです。この関節がズレたまま固まると、脚長差が出たまま戻らなくなり、股関節痛や膝痛の原因になります。 肩関節は、可動域が広くて固まりにくいイメージがありますが、姿勢の影響を受けやすいため、猫背にしていると胸椎が硬くなります。胸椎の左右には肩甲骨があります。肩甲骨には関節はなく、筋肉が関節の役目をしているため、胸椎の動きが悪くなると、その周囲の筋肉の動きも悪くなるのです。 肩関節と肩甲骨は2対1の割合で動くので、肩甲骨が動かなければ肩関節に負担がかかります。また、背中を丸めた姿勢は肋骨の間を狭めてしまい、その状態で固まってしまうと、腕が真上に挙げられなくなります。 このように、全身が連動して繋がっているので、動きの悪い関節1つで、それを支点にして歪みは連鎖していくのです。 施術での改善度は回数や頻度で異なりますが、痛みなどが半減した人は日常動作にとどめ、3割以下まで軽減したなら、軽い運動で様子をみるのがよいでしょう。そして、完全に痛みが消えたなら、無理をしない程度の運動習慣を心掛ける事で代謝が改善されて動きやすい体になるはずです。 …

溜めると辛い年末疲労

自律神経

今年もあと少しです。 12月は仕事の後片付けや大掃除で大忙しだと思います。また、コロナが落ち着いてきたので、忘年会をやる会社も増えていると思いますが、飲み過ぎには注意しましょう。 内臓が疲れてくると、内臓機能の低下で自律神経が乱れやすくなる他、筋肉にも影響が出て、全身のこりや痛みなどに繋がりやすくなります。また、身体の疲れ以上に、疲れが抜けなくなる事もあります。 今月の不調予報ですが、大掃除中に腰を痛めての駆け込みが2名。年内中に済ませなければいけない仕事で、無理をしたことで腰痛が悪化した人が3名いました。その他にも、類似したケースが数名いたという事は、まだ氷山の一角ではないかと思っています。 気が張っている時は何とか大丈夫でも、後から疲れが一気に出る事があります。同じ姿勢を続けたり、中腰作業をする人は、十分に気を付けて下さい。 今年もまだ20日あります。疲れを溜め込んで、不調で寝正月にならないように、自身の体をいたわりながら、良い年を迎えたいですね。 私自身が何でもなければですが、月、水、金を除き、夜間は20時迄の営業します。また年内は31日17時迄となりますので、ご予約はお早めにお願いします。 …

歪みは万病のもと?

関節痛 骨格や骨盤の歪み

歪みなんて私には関係ないと思われている人もいると思いますが、体は誰もが例外なく歪んでしまいます。 今回は、体が歪む理由と歪んだらどんな影響が出るのかを検証していきます。 体の歪みは、服の上からわかりずらく、多くの人は自身の体の状態を知りません。 骨格の形状は遺伝もあるので、体系的に不調が出やすい人もいます。 遺伝による体型以外には、歪みによって、猫背、巻肩、肩の高さの左右差、ベルト位置の左右差、顔、O脚、X脚、お尻やバストが垂れるといった事があります。また、外見以外では、腰痛、肩首のコリ、膝痛などの痛みや違和感が出る事があります。 これらを放置していると、関節の片減りが進んで変形に繋がりやすくなります。 そもそも、どうして体は歪んでしまうのか? 人は生まれながらに利き手足が決まっていて、成長過程で得手不得手がハッキリしていきます。これは機能分化なので異常ではありません。しかし、筋肉の先端が腱で骨に付着しているため、得意不得意の動きで、筋力左右差が生じるため、強い筋肉に引っ張られて関節のズレや捻じれが出るのです。 人が活動する限りは仕方のない事ではありますが、激しいスポーツや同じ動作を繰り返す職種の人は、筋肉のアンバランスで歪みやすくなります。であるなら、筋肉の少ない人は歪まないかというと、そうはなりません。筋力がない人は、関節を支える力も弱く、関節がズレやすいからです。 風邪は万病の元というように、歪みも様々な疾患の元になるのです。 関節は連動して動くため、一つでも動きの悪い箇所があれば、動作に制限が出たり、一部位に負担がかかるようになります。また、関節がズレると、骨と骨を繋ぐ靭帯が引き伸ばされて痛みが出ます。そして、関節周囲の組織もダメージを受けていき、完全に破壊されてしまうと外科手術が必要になる事もあるのです。 この記事を読む人で、当院に来た事のない人のために少しだけ施術方法をお話しします。一般的な骨格矯正は、骨をボキッとやるものが多いですが、当院では全身200個の関節の調整を行なって、全身の歪みを整えます。 関節は連動して動くため、僅か一箇所でも動きの悪い箇所があると、スムーズな動きが出来なくなるため、動かない関節をカバーして、正常な他の関節が過剰に動いて補助します。一次的には、便利な機能ですが、長期に続くと、カバーした動きに合わせて体が歪んでしまい、それを脳が正常と判断してしまいます。 要するに、長期の歪み、体の異変に気付けなくなり、慢性痛や軟骨の変形に繋がりやすくなるのです。また、歪みを整えても、直ぐに戻ってしまう人がいますが、それは、悪い状態を正常と間違えて記憶した脳が、正しい姿勢を違和感と認識して戻そうとするのが、戻りの正体なのです。戻りをなくすには、複数回の施術で違和感を取り除くしかありません。それによって、徐々に正しい姿勢を認識して、戻りずらい骨格になるのです。 …

急性痛と慢性痛の違い

腰痛 筋肉・筋膜

痛みは、急性痛と慢性痛に分けられます。 急性痛とは、突然の怪我や病気によるものなので、それらが完治すれば痛みはなくなりますが、完治後も消えない痛みが3か月以上続くと、慢性痛になる事があります。 例えば、病気や怪我で外科的な手術による傷口の癒着は、半年ほどで改善するといわれますが、その間に、筋肉や関節の機能が低下して、可動域が減少したり、体の歪みによる違和感や痛みが出る事もあります。また、外部の衝撃なしで起きる怪我だと、ぎっくり腰もその1つです。ぎっくり腰の7~8割は筋膜損傷ですが、原因としては、重いものを持ち上げた時よりも、洗顔動作などの日常動作で発症しています。 筋膜は筋肉の上を滑るように動きますが、筋肉の使い過ぎで負担が蓄積した箇所は、水分を失なう事で柔軟性がなくなり硬くなります。そこに、無理な姿勢による力がかかる事で裂けてしまうのです。傷ついた筋膜は、回復に1週間程かかりますが、その間にこじらせると、さらに回復時間が長引いてしまいます。また、筋膜は全身に張りめぐらされている他、厚みも均一ではないため、腰以外の、どこに損傷が起きても不思議ではないのです。 痛みは異変を知らせるシグナルなので、違和感があれば早めの処置が必要です。こじらせて慢性痛になると、異変を知らせる役目が果たされなくなり、重大な疾患に繋がる事もあるのです。 …

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