骨格ケアセンターの渡邊英司です。


60代女性、変形性脊柱管狭窄症による腰痛の症例。

腰痛が出たのは10年前で、検査では変形性脊柱管狭窄症と診断されたそうです。

当時は、手術レベルではなかったため、リハビリをしながら経過観察中との事でした。

現在は、それから10年が経過しているので、かなり進行している感じでした。


この女性は、日常でのストレスが強いらしく、首肩の緊張で指先まで力が抜けなくなっています。

身体の状態は、特に胸椎と仙腸関節の動きが悪く、股関節の動きが制限されているため膝関節が不安定になっていました。

膝の検査を勧めた所、変形性膝関節症が発見されました。


胸椎の動きが悪いと、股関節に負担がかかり、股関節の動きが悪いと、膝に負担がかかります。
こういった二次的な障害が連鎖して負担が蓄積して脊柱管狭窄症や、変形性膝関節症を発症したと考えられます。

施術では、仙腸関節と股関節を最後に調整した結果、仙腸関節周囲のしこりが取り除かれ、僅かしか動かせなかった回旋動作が正常範囲まで広がりました。

脊柱管狭窄症は、加齢とともに進行するので、定期的に施術を続けていただいています。