手の使い過ぎによる不調というと、腱鞘炎などが頭に浮かぶかもしれませんが、今日はそういった当たり前に起こり得るものではなく、ちょっと違った視点からお話しします。


大きな力を発揮する時とか、痛みを我慢する時に歯を食いしばる事は誰でも経験していると思います。


歯を食いしばった時の力は相当なもので、顎から首にかけて筋が緊張します。


人によっては肩まで上がってしまう人もいるでしょう。


それと似た事ですが、歯だけでなく拳をぐっと握りしめる人もいると思います。


例えば、自動車の運転でハンドルをかたく握りしめたり、鉄棒から落ちない様にしっかり握る事もあります。


大工さんがハンマーを握る手も人一倍使いすぎているはずです。


こういった力を入れる動作も、毎日繰り返されていくと、知らぬ間に力が抜けなくなってしまう事があるのです。


歯を食いしばる人が歯ぎしりをしたり、口を開けたくても開かなくなったりするわけです。


口が開かなくなると、それがきっかけで顎関節がズレて、顎関節症になる事もあります。


では、手を握りっぱなしにしていると何が起こるのか?


実は、胸椎の動きが悪くなります。


厳密には、腕が内旋して、外旋がいかなくなったり、内旋が強すぎて肩が内巻きに入りこむ事もあります。


肩が内巻きに入ると、胸郭が緊張してしまいます。


その結果、胸椎の動きが制限されてしまうのです。


胸椎の動きが制限されると、首痛や頭痛など様々な症状が現れる事がありますので、時々は手の平もしっかりストレッチして下さい。