骨格ケアセンターの渡邊英司です。


ストレートネックというのは聞いた事があると思いますが、今はスマートフォンの普及で、スマホ首が出てきました。

どちらも病名ではなく、通称ですが、ストレートネックとスマホ首を同じと思っている人も少なくありません。

しかし、この二つは頚椎の歪み方が異なります。


ストレートネックは弯曲がなくなる歪みですが、スマホ首は首の弯曲が逆になり、首猫背の状態になるものです。

スマホが出た当初は、十代の若者に急増した症状でしたが、最近は中高年者にも増えています。


背骨には、頚椎、胸椎、腰椎とあります。

その中でも、頚椎は他の椎骨より細く柔軟性があるぶん、弱い部位です。

頭部の重さは、平均6キロあります。

その、頭を乗せて歩くのですから、バランスが保たれていれば、負担は少なくて済みますが、バランスが崩れた状態になれば、支えている筋群に過度な筋緊張が起こります。

その影響は、頚椎の下にある胸椎に連鎖します。


ストレートネックもスマホ首も、頚椎の弾力を失なう事で、症状が強く出るので、改善するには、関節の遊びを回復させる事が重要なのです。