顎の痛みの原因として考えられるものは、顎関節症、口腔疾患などがあります。

顎に痛みが現れると、口の開閉が困難になるため、食事や会話の自由度が妨げられる他、全身に影響する事もあります。

顎の痛みの原因でもっとも多いのは顎関節症と思われます。

顎関節症には、いくつかのタイプがありますが、その中でも、一番多いのが、関節円板障害です。関節円板障害とは、頭蓋と下顎の結合部にある、関節円板のズレや変形の事です。

次いで多いのが、筋緊張によるものです。

これらの原因には、精神的ストレス、歯を食いしばる癖、歯ぎしり、利き顎による筋力左右差などがあり、症状としては、顎の痛み、異音、開口障害、首や肩のこり、頭痛などが起こります。

例えば、人には、利き手だけでなく、利き顎があります。 食物を噛む時も噛みやすい側があるはずです。 よく使う側の筋力は、当然強くなるので、筋力左右差が生じてズレや摩耗による変形が起きても不思議ではないのです。

一時的なズレなら、戻せば良いですが、変形したものは矯正では改善できません。 また、原因が捻挫や筋炎などの場合も、患部を動かすと悪化する事があります。

症状の緩和には保存療法が一般的ですが、まずは、顎、首、肩に起きている筋緊張を取り除く事です。 緊張緩和で痛みや、開口は楽になりますが、緊張の本当の原因がどこかはわからないので、全身調整が必要なのです。 

この時の注意点として、人によっては触れる箇所に筋緊張が起きるタイプの人がいるので、そういった人には、緩めたい部位に関連する箇所を遠隔から調整しなければいけない事もあります。