人には、それぞれの生活習慣や、職業、やっているスポーツなど、皆が違う事をしているので、負担のかかり方も個々の体で異なります。また、正しい体の使い方を知る人も少ないため、負担は徐々に蓄積していきます。

多くの人は、突発的な痛みが起きると、それが『負担の蓄積』だとは思いません。

『何もしていない』のに急に痛くなったと思ってしまうのです。 そのため、痛みが消えれば治ったと勘違いします。

痛みが消えたのは、一時的に落ち着いただけで、体の使い方を変えない限りは、再び負担が蓄積していくのです。

関節可動域調整法の基本概念は『痛みをなくす』以上に『痛みの原因を取り除く』事を重要視しています。

それには『検査が重要』『問診、姿勢分析、動作検査、触診検査』をしながら調整をしていきます。

例えば、前屈、後屈、左右側屈、左右回旋動作で、どの方向に動いた時に、痛みや違和感が出るのか?それは『筋肉』なのか『関節』なのか、あるいは『筋肉と関節』の両方に問題が起きているのかを判断します。

自動的な動きと他動的な動きの中から、答えを見つけだし、症状に適した調整をするためにです。症状が軽いと、1回の調整で痛みが消える事がありますが、一次的な障害の代償動作で二次障害に繋がっているケースだと、複数回の調整とエクササイズが必要になります。

  特に、寒い時期や、ハードに動く人は、再発しやすいので、少し良くなったくらいでは油断出来ません。

  また、転勤、転職、出産、スポーツを始めた時、引越、精神的な悩みや不安などの『環境の変化』があると、知らない間に姿勢変化が起きたり、過度に筋緊張してしまう事があるので注意しなければいけないのです。