人間のカラだの動きは6つの動作が基本になります。


屈曲、伸展、左右側屈、左右回旋です。


この動作が複合する事で様々な動きが可能になるわけです。


見方を換えると、どれか一つが妨げられてしまうと、本来の機能が発揮できなくなります。


どんな動作も、一関節が単独で動いているのではなく、全てが連動して一つの動作になります。


感覚的に充分動けていると感じていても、モーションペイン検査をさせてみると側屈の動きが悪かったり、回旋の動きが悪いなどのケースはよくある事です。


例えば、ゴルフで軸がぶれない様に腰から下を不動にして打つ人は多くいると思います。


それが良いか悪いかはわかりませんが、体全体の運動リズムで考えると、回旋動作で主に使われる股関節の動きが不十分になります。


そうすると下半身の動きを上体でカバーするために、胸腰椎に負担がかかるので、腰痛の原因となったり、関連して肩、肘、手首を痛める可能性があります。


ゴルフの事は、その道のプロのが詳しいですが、関節の構造上の動きは万人共通です。


スポーツ雑誌を開くと、有名選手の動きを分析する記事がありますが、その中には骨格の構造上の動きを無視しているケースが多々あります。


こういったケースで結果が出せているのは、その人だからこそ出来る芸当なのです。人の体は手足の長さも違うし、関節可動域の広さも違うので、その人に合った方法があるからです。
場合によっては、今は良くてもいずれダメになってしまう危険性だってあるのです。


プロスポーツの世界は結果が全てなので、動けるうちに活躍しなければ機会を逃してしまいます。身体に負担がかかり続けても、今頑張るしかない状況なんだと思います。


そういった選手の負担を減らす方法もないわけではありません。関節に十分な遊びが回復すれば、一時的に負担は減り、関節への栄養供給がなされます。


そして、少しずつ影響しない範囲で、構造上の動きに最適なフォーム修正をしていけば、さらなる運動機能の向上に繋がるはずです。


アスリート以外の方で慢性痛で悩む人も、自身の身体のクセを知り、動作改善していけば根本改善は不可能ではないのです。