整体院のホームページには、個々の体に合わせて調整しますという文面が書かれている所が多くありますが、あわせているのは、力加減だけだったり、痛みを訴えている箇所を念入りにやるだけだったりという話を聞きます。

もし、そうであるなら、そのやり方は間違えです。  力加減をするのは良しとしても、痛みが現れている箇所を念入りにやるのは、それがお客様の要望であっても控えるべきです。 なぜなら、痛みの箇所が怪我や炎症の場合は悪化させてしまうし、痛みの原因が患部以外という事があるからです。

本当の意味で、個々の体に合わせなければならないのは施術の手順の方です。  

私の施術を受けた人なら知ってると思いますが、僅かな調整と手順を変えるだけで、身体の動きが変わります。

これは、特別な事をしているからではなく、姿勢や動作などから、動きの悪い箇所を見つけ出して、運動連鎖が出来るようにしているからです。

何事もそうですが、何かをする時は順序があります。 順序がデタラメで、良い仕上がりになるはずがありません。 人の身体ならなおさらです。

痛みや動作の改善で重要な事は、良い状態を脳にインプットさせる事なのです。 それを続けていく事で、脳と身体に記憶させるのです。 

この方法は、スポーツにも共通します。 スポーツの基本は、反復練習で身体に記憶させる事です。 しかし、それだけでは上達スピードが上がりません。 練習の最後にミスなどの、悪い印象を残すと、それが脳に記憶されてしまうからです。 そういった記憶が肝心な時に頭に浮かぶようになるとミスをしやすくなるのです。

施術で良い状態を記憶させるのは、そういった悪い記憶を排除して心理的な不安を取り除くためです。  不安や悩みがなくなれば、筋緊張が起きにくくなり、知らないうちに改善していくのです。